ある女性が、住んでいる町から夜逃げ同然に、身の周りの服だけを持って、他の町に移らなければならなくなった。
そのとき、彼女と偶然に知り合って、彼女の身の上を聞いた年配の女性は、彼女に当面の生活費を差し出す。これから町を出る彼女は、返せないし、もらえない、と返答しました。
すると、その年配の女性は、こう言ったんです。
「このお金は返さなくていい。自分も昔、あなたと同じ経験をしたことがある。でも、そのとき、別の人に助けてもらった。だから、この先、あなたが立ち直ったとき、同じ境遇の人をみかけたら、その人を助けてあげて欲しい。」
これを聴き、私は、単なる親切の連鎖ではなくて、本当に苦しんでいる人たちが何とか生きていくために、苦しんでいる人同士で、必死にお互いを支え合い、耐えていく術を伝えているように、感じた。
そして、数年前に、中国旅行に行ったとき![]()
上海近くの周庄という水郷の観光地で、手漕ぎ舟
に乗ることに。
6人乗りだったので、我々2人と、香港から来た4人家族が相乗りになったんです。
女性船頭さんに唄を聴かせてもらいながら、舟は見所を数カ所回り、元の場所に戻った。
そのとき、香港ファミリーのお母さんが、「この舟に乗っている全員の気持ちです」と言って、船頭さんにチップを手渡しました。
私は、舟を下りた後、そのお母さんに、我々の分を支払おうと声を掛けました。
しかし、そのお母さんは、笑顔で、「気にしないで」と言って、受け取りませんでした。
この後、友人は、私に、「今度、こんなことがあったら、今日と同じように、今度は自分たちが他の人の分まで払ってあげることにしよう」 と言った。
友人は、あのマイナーな映画と同じようなことを。。。
たぶん、見ていないはずなのに。。。
私も、 この気持ちを忘れないようにしたい![]()
なにか助けてもらって、その人に直接お礼ができなかったら、別の人を助けられるようになりたい。
先輩に仕事を教えてもらったら、後輩に教えていきたい。
上の世代の方にお世話になったら、同じように、次の世代の面倒を見てあげたい。
しかし、しかし。
後輩は、仕事上、私を助けてくれるくらい優秀になってきたので、私が教えられることはないかも
。。。
上の世代の方からは、私は豪華なラウンジに連れて行ってもらっているので、これを下の世代にしてあげられるのは、いつのことか
なかなか大変だけど、いつか実現させるぞ ![]()
当面は、とりあえず、気持ちだけですが、皆さん、ご勘弁を ![]()
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