何度も繰り返し見てしまう米国ドラマがあります。
そのドラマのある回のストーリーだけを。
そのドラマは、ニューヨークを舞台に4人の女性の生活を描いたもの。
主役の女性は、コラムのライターなんですけど、あるとき、友人のショーディレクターからファッションモデル(素人モデル)として出演できないか、との依頼を受けます。
彼女は、モデルに憧れていたので、プロのモデルと一緒のステージに立てるこのチャンスを逃がすべきではないと考え、出演を快諾します。
ところが、当日彼女に与えられた衣装は、下着の上に直接ジャケットを羽織るというスタイル。
奇抜すぎる衣装に彼女は尻込みをしてしまいます。
それでも、彼女は、友人から励ましを得て、勇気を出してステージに出る決意を固めます。
彼女は、大勢の観客で周囲が埋まったランウェイ(モデルが練り歩く、あの花道みたいな細長い道)を歩き出します。
が、しかし!!
彼女は、ランウェイを歩き始めるやいなや、激しく転倒。
背の低い彼女を高く見せるためにヒールが高すぎたのです。
多くのセレブ達の目の前で、「車にひかれたネコ」のように、ランウェイに倒れ込む彼女。
ここで、彼女は、考えます。
モデル願望を捨てて、ステージ裏に逃げて帰るか、
立ち上がって、最後までやり通すか。
彼女は決心しました。立ち上がって最後までやり通すことを。
普通の一般の人は、日々の生活で挫折することがあっても、必ず挫折を乗り越えて、また歩き出している。
そうしないと、一般の人は、生きていけないから。
彼女は、プロのモデルではなく素人モデルで、ただの一般人。
だから、彼女は歩き出すことを決意しました。
一人の一般人として。
その後、彼女は立ち上がり、しっかり前を見て歩き出します。
満面の笑みを浮かべて。
セレブで埋まる会場は、多くの観客が彼女にスタンディングオベーションを贈る。。。
彼女の奇抜な衣装も、洗練されたファッションとして観客から喝采され。。。
そうですよね、普通の人ほど挫折が多く訪れるものですよね。
知らず知らずに、みんな何とか挫折を乗り越えるんですよね。
そして、毎日、「普通に」 生活を送っているんですよね。
私は、いい大人なので、ドラマに励まされるのもどうか、と思いますけど、
人間関係につまづいても、
仕事が山積みになってパニックになっても、
深い悲しみに落ちこんでも、
流行のレストランの予約が取れなくても
、
錦織圭の観戦席が随分と後方の席でも
、
後輩に仕事の失敗を笑われても
、
私は、一人の一般人として立ち上がり、しっかりと前を見て、笑顔で歩こうと思います。
そして、私自身を、周囲の仲間達に理解してもらおう。
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