座席 | 今日の空

今日の空

その日の空の様子を中心に、オタクネタ等、完全自己満足型で記載したいと思います。

今日は予想以上に雲が多い空でした。





いつもの通勤途中にも1本だけ桜があり、その桜も咲いていました〜(^^)





変わって、




久しぶりのマニアックなヘリネタです〜



今回は座席について。



一部の大型のヘリは操縦をするのに2人を要するという機体もありますが、それを除いた、1人で操縦する機体に限っていうと、ほとんどの機種は右席で操縦します。


私が知っている限りでは、左席で操縦するのは1機種のみ。



もちろん左席に操縦系統が備わっていれば、すべての機種が右席だけでなく、左でも操縦することは可能です。


例えば、ライセンスを取るための訓練では、両座席に操縦系統があって、訓練生が右席、教官が左でフライトをします。


訓練生が危ないことをしたら教官が修正することができるようになっています。



対して飛行機は左席が基本です。


なぜヘリは右席が基本かというと、それは機体の安定性の違いが大きいためです。


飛行機は基本的に安定して飛んでいます。

一方、ヘリは非常に不安定な乗り物です。


今でこそオートパイロットが普及して、システム的に安定させていますが、一昔前まではフライト中に右手を離すことなんて不可能でした。
(ホバリング中や低速、低高度では今でも離せない機体がほとんどですが。)



ちなみに右手は前後左右に動かすための操縦桿を、左手は機体を上下に動かすレバーを握っています。



フライト中は最低限、無線の周波数を変えたり、やらなければならないことがあります。


そして構造的に計器や無線、その他のスイッチ類は機体の中央に集中せざるを得ません。


となると、右席に座って比較的余裕のある左手でスイッチ操作をするというのが合理的となるわけです。



そういったことからヘリの操縦は右席が基本となっています。





その視点で映画を観ると面白いかもしれません。


今はCGでいかようにもできますが、昔の映画で役者が操縦をするシーンは大体左席に座っています。



いかにも役者さんが飛ばしているように見せようとすると、役者を左席に、本当のパイロットが右席に、とならざるを得なかったのではないかと推測できます。



私がすごく記憶に残っているのは、

「ランボー2」

でランボーがヘリを飛ばしているシーンです。



映画公開当時、私はまだヘリとは無関係だったので、知らなかったのですが、後々になって気がついた次第です。




あるあるとまではいきませんが、そんな視点で操縦士のほとんどは映画を見ているのではないかと思います(^^)/






明日の関東の天気です。
低気圧や前線といった、大きな気圧の谷が接近してきます。
始めは今日のような曇り空が続きそうですが、もしかしたら少し晴れ間が見られるかもしれません。
夕方頃からは前線が通過するため、一時的に雨が降りそうです。
場所によってはやや強い雨になるかもしれません。
今日は冷たい風が吹きましたが、明日は寒気が北上して、比較的暖かな湿った風が入ってくると思います。





明日は休み♪