【コロナ騒ぎの後始末と政治責任】

　東京都は、新型コロナウイルスの無料PCR検査事業を巡り、昨年度だけでも11運営事業者から補助金計約183億円の不正請求を受けていた。

　既に約16億7千万円を交付済みの5事業者に対しては返還命令を出し、未払いの事業者には不交付を決定した。

　検査件数の水増しなどで実際の8〜9倍を申請したケースもあった模様だが、関東と関西の医療機関、薬局や企業の名前が挙がっているという。

　きっと同様の事例が大阪府や兵庫県さらには全国各地にあるだろう。不正受給は明らかな詐欺犯罪である。全国旅行支援に絡む不正もあった。国は徹底的に調査して厳粛な対応をするべきだ。

　そもそも、新型コロナウィルスが発見されて一年以上経過し、その特性が見えてきたのに、漫然と2類対応を続けてきた厚労省、火事場泥棒のように利権を貪った医療関係者・ワクチン関係者、旅行会社など。　　

　ここぞとばかりにバラマキをした政権・政党、批判を恐れて適切な決断をしなかったポピュリズム政治家たち。

　その間、コロナワクチン禍は拡大した他、日本の社会経済は過度に締め付けられた。

　私は「兵庫モデル」を公約に掲げて警鐘を鳴らし続けたが、結局、効果なきバラマキ対策を許したのは有権者・国民である。

　事実に基づいて主体的に考え行動し、賢い選択のできる国民が増えなければ、ますます日本は低迷から抜け出せない。

　私自身は一度もワクチンを打たなかったので、旅行支援も飲食支援も受けられなかった。（笑）

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コロナ禍と政治責任