【市民と議員の討論集会in明石】

今春の明石市議会議員選挙を控えて、先週末、明石市議会議員と市民の討論集会が開催された。

　泉市長と市議会（自公など）との対立には個々の理由があるが、基本的には改革を進め、新しい取り組みをしようという市長と、それを中々認めようとしない市議会議員とを、同じ有権者が選んでいることにある。いわば、「ねじれの構図」である。

　残念ながら、明石市議は30名もいるのに、市民との討論集会に参加した議員は現職3名と元職1名のわずか4名だけだった。

　明石市の議会基本条例には、議員相互の自由な討議を経て合意形成に努めるとか、市民に対する説明責任を果たすとか、全ての会議は原則公開するとか謳われているが、実態は大違いだ。しかも、議員らの都合で法的根拠の無い「申し合わせ事項」で議会が運営されている。

　私も市議会を傍聴したことがあるが、動画中継をせず、議員同士が議論をせずに主要会派が密室協議。きちんとした政策研究をしていないため、事実やデータに基づいて論理的に議論や反論ができる議員が本当に少ない。

　個々の市議候補を、地元校区や自治会の「代表」として選挙で選んでいる限り、市議会全体のレベルアップは期待できない。

　年に100日足らずしか議会に拘束されないのに、能力の有無にかかわらず、一般市議には少なくとも987万円の収入（議員報酬）と、96万円の政務活動費が与えられる。

　議員定数を減らし、かつ国会議員→県会議員→市会議員という右に倣えの厚遇（報酬体系）を見直すべきだ。

　私はいつも役所と議会の徹底改革を公約の一つに掲げ続けている。真に開かれた市議会にしよう！

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明石市議会の実態