【早春の上高地を想う】
ゴールデンウィークとはいえ、田畑は作付けの真っ最中。庭園や古民家の維持管理にも追われる日々、中々遠出はできない。
ゴールデンウィーク中も各地から連日来訪者があり、その応対で忙しく嬉しい悲鳴を上げている。
上高地は、私が日本で最も好きな場所の一つ。せめて雨の日のひと時、上高地を想いつつ、掛軸「早春の上高地」と「新緑の明神池」（いずれも加藤美代三の作）に掛け替えた。
加藤美代三は、豊岡が生んだ日本画家で、98歳まで現役で創作活動し、100歳で亡くなった。
古民家の土蔵を片付けていて加藤の日本画が沢山出てきて、先々代当主（大叔父）が加藤美代三のパトロンであったことを初めて知った。
おそらく、曽祖母が旧村岡町の出身でもあり、加藤を物心両面で支えてきたのだろう。加藤直筆の手紙や領収書も残っており、絵画ともども大切にしたい。
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