本来ならこの二の丸から登城するルートが正しかったのでしょうが、
なんとかと煙は高いところが好きでして、階段と見るや「ホイホイ♪」と登ってしまうのです
せっかくの鉤型(?)虎口も良さが激減ですね・・・。
この土塁は門の跡だと思いますが、巨石は転がっていますが、栗石が見当たりませんね。
門の石垣は天守のそれとは構造が違うのでしょうか?
しかしいずれにしても石の量が少なく感じます。
門というとこんな(↓)石ずくめなイメージなんですけど、
地震で崩壊して、この多量の落ち場に埋まってしまったのでしょうか?
石垣山と名づけられるのも納得のハンパない量の石垣でした!
しかし、この石垣山で最もすごいのはここではなく・・・・
この“井戸曲輪”
見た瞬間「なんじゃ、こりゃあぁぁ!!)」と叫んじゃいました。
おそらく城内でもっとも石垣が使われているのではないでしょうか?
こんな巨大な井戸を見たことがありません。
春日山城のそれを凌駕していると感じさせるのは、この石垣のせいだけではないでしょう。
ただちょいと変わってるなと思ったのが、この位置。
いままで見てきた山城では本丸と隣接していることが多く、
また城郭の奥のほうに位置していたように思います。
ところが、この石垣山城は(付け城で敵は小田原城しかいないのに)
本丸から見て小田原城側に作ってあります。
水路と尾根の関係でこの縄張りにするしかなかったのでしょうか?
実は
「早雲さんと直接関係ないし秀吉の城だしなぁ。タクシー使ってまで行く価値ないよなぁ」
なんて思っていたのですが、来て大正解でした