Pschedelic Cafe | carburettors

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just a little rockin' blues

1993年、僕はたぶん21才だった。
高知っていう四国の辺境の町で出会った友達とバンドをはじめた。
それまでやっていたテクノとかポジパン的なバンドにもうんざりしていたし、18才くらいからは興味はMODSとか60年代の音楽に傾倒していた。The Hairに出会っていてもたってもいられなくなってシンセやシーケンサーを全部売り飛ばしてメンバーを探し始めた。
僕の一年後に大学に入学してきた時に、ギブス姿に金髪でちょっと様子が他の人と違っている、なんだか気になっていた今泉君っていうクールで不思議な京都人がギターになった。
あんまり覚えてないけど今泉君はそのときにはすでにピエールって呼ばれてる気がした。
ベースはバイトが一緒だったアツシが弾いてくれる事は先に決まっていた。彼はその頃高校生だったけど、結局21歳位まで高校生のままだった。
ドラムはなかなかいい人が決まらなかったけど、近所のレンタル屋にブリティッシュロックに詳しいドラム叩ける人がいるというので行って見たら、前田さんにあった。
僕はまだギターが弾けなかったのでハープを買って歌を歌う事にした。



MODSとかGSとか和モノ的なものが混在した当時の関西のシーンに遊びに行って影響されたり、メンバーが好き勝手にやっているうちに、The Bootsというバンドになった。
一番影響されたのはキンクスとヤードバーズと初期ピンクフロイドだった。
その頃、大阪ではダントツでユーゾーズがかっこ良かった。ユーゾーズの企画するイベントはいつも楽しみにしてたし、大好きなヘアーやハッピーズも見ることが出来た。
僕はまだ大阪に友達もいなかったのでいつも隅っこのほうで見ていた。

 
高知のRINGってジャズバーで小さいながら「サイケデリックカフェ」という僕たちのイベントを始めた。もちろんエレクトリックパブのパクリ。
僕らは学校からパ●ってきたOHPや某赤い組織から拝借してきた巨大なプロジェクターを使ってライブの度にライトショーを始めた。
DJはMODS仲間の月野(aka.ミネルバ。後に僕と一緒にFUNKY BROADWAYを始める事になる。)がやっていいた。








四国でそんな事をやっていると、当然のように出会うのがホリチ・ヒロシ御大。
そこからはモンドダイアモンドに誘われたり紹介してもらったりして県外の面白そうなイベントにもちょくちょく出させてもらうようになる。

そして僕も当然のように留年し、今泉君と一緒に卒業。メンバーは高知、京都、岡山に。
その後も時々ライブをしていたけれど、98年のベイサイドジェニーでのライブで一旦活動停止。
ラストライブでやっとユーゾーズと初めて同じステージに立つ事ができた。

僕はその後完全にMOD志向になって、picoやcarburettorsを始めたし、他のメンバーも各自いろんな活動をしてたけど、どこかにブーツでもう少しライブやりたかった気持ちがくすぶっていた、それは他のメンバーも同じだったと思う。

そこから何年かたって何かの弾みでまたこのバンドを始動させることになった。
ドラムには京都の名ドラマー、ふぐちん(ムーズムズ)が加わってくれる事になった。
あの頃作った歌をあの頃のまんまでやりたいし、当時聞いてもらえなかった沢山の人に聞いてもらいたい気持ちで一杯です。
実動数年のくせに20周年というと恥ずかしいけど、こんな企画をしてくれたジーシーズのおじまゆうさくに感謝です。
メンバー住んでる県がばらばらでライブ前日までリハーサルも出来ないし、どんな演奏になるかも正直不安ですが、皆さまよろしくお願いします!



http://www.myspace.com/your_theboots/?pm_cmp=nav



港町ブルースpresents「サイケデリックカフェ」
3/16(土)at 神戸108 open18:00 start18:30

演奏
・ジーシーズ
・キンキーサロン
・THE BUNNIES
・ヨシダキョウベイ(ジーシーズ)
・THE TICTACS
・Burrows
・The Boots

選曲
・レコゲバ(グルーヴ・サウンズ!)
・バッサン