昨日は、ライブのハシゴでした。

 

一つ目は渋谷のオーチャードホールで「N響オーチャード定期 第118回」。

<コンサートホールで世界旅行!>というシリーズの「アメリカ」編です。

 

プログラムは

・バーンスタイン:「キャンディード」序曲
・バーンスタイン(メイソン編):「ウエスト・サイド・ストーリー」セレクション
・ガーシュウィン:ラプソディ・イン・ブルー ※
・ロジャース&ハマースタインII(ベネット編):サウンド・オブ・ミュージック
・ガーシュウィン(ベネット編):「ポーギーとベス」交響的絵画
 

指揮は原田慶太楼。

「ラプソディー・イン・ブルー」のピアノは小曽根真です。

 

さすがバーンスタイン、さすがN響。

オープニングの「キャンディード」は素晴らしかったです。

 

もちろん、このコンサートの白眉は小曽根真の「ラプソディー・イン・ブルー」です。

 

原田慶太楼は、どの曲もタクト(指揮棒)を使わないのですね。これってどうなんでしょう? 

ゆっくり抒情的な曲はいいですが、速いテンポの曲では、微妙にパート間のリズムがずれていたような・・・

 

まあ、そんな指揮者の不出来なんかどうでもいいほどに、小曽根真のカデンツァが素晴らしい!

これさえ聴ければチケットの元は取れたようなもの。

 

ジャズの持つ明暗や遊び心を許されるワクの中で目いっぱい表現する彼の音楽は心に響きます。

 

ここまで聴けば満足なので、次のライブのために出てしまおうかと迷ったのですが、プログラムが私の大好きな「サウンド・オブ・ミュージック」。

しかし、これはひどい。演奏がひどいというより編曲が実につまらない。そして指揮もひどい。

ジュリーアンドリュースの歌には到底及びません。

指揮は、音楽を引き出すためのもので、聴衆に向かって演技するためのものじゃないんだけどなあ。

 

・・・ということで、時間もないので最後の「ポーギーとベス」を聴かずに、次のライブ会場、所沢へ。

 

渋谷から所沢って、もっと面倒くさくて時間がかかるかと思ったのですが、なんと副都心線が西武線とつながっていて1時間かからずに行けるんですね。

 

ライブ会場は、「音楽喫茶MOJO」。初めての訪問です。

ブルース系のライブがメインのようです。

 

渋谷から所沢へ、しかも席数2150のオーチャードから席数50くらい(?)のライブハウスへ。こんなハシゴをする変態はそう多くはいないだろうと自負しています。

 

 

で、何を聴くかというと、

 

サックス奏者の前田サラを追いかけていたら出くわしたのがこの6人組バンド。

ボーカル&ブルースハープの大久保紅葉が超カッコイイ! 特にあの声は、魅力です。

 

前田サラを生で聴くのは、半年前の元住吉以来2回目。大久保紅葉は初めてです。

他のメンバーもみんなしっかりした技術を持っていて、予想以上に満足なライブでした。

 

こんな感じ。