長ったらしいタイトルですが、昨日の日経新聞の北京五輪の記事のタイトルをそのままコピーしました。

書いたのは編集委員の北川和徳さん。

 

「横乗り系」とはスケートボード、スノーボードのこと。

 

今回のオリンピック、本当にわけのわからない採点、判定が多い。

 

そこに、過熱したナショナリズムが「加油」。いや、そもそもナショナリズムが遠因かも?

 

静かでなければいけないはずのカーリング会場でも響き渡っていましたが、「加油」とは中国語で「がんばれ」という意味だそうです。

でも、私の感覚では、「火に油を注ぐ」っていう意味のほうがピッタリします。

 

テクノロジーの進化で、スポーツは一人の人間の肉体の力を発揮するものから、どんどん遠くなっています。

テクノロジーを利用するためには、より多くのお金が必要で、そうなると富める国がますます有利になります。

 

ドーピング規制もスーツのサイズ規制も、そうしないととんでもなく差が付いてしまうからですね。

 

そんな殺伐とした今回のオリンピックの中で、さわやかな後味を残してくれているのが「横乗り系」。

 

北川さんは最後にこう書いて締めくくっています。

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24年前の長野五輪でスノーボードが登場した時、軽薄なイメージのある横乗り系カルチャーが五輪に入ってくることに違和感を覚えた。だが、半年前の東京五輪のスケートボードでもそうだったが、国威発揚とメダル争いばかり目立つ大会で「五輪精神」を示しているのはむしろ横乗り系である。

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順位という結果だけではない選手のチャレンジする姿勢をリスペクトする姿がカッコいい!