今日の日経新聞に作家の桜木紫乃のエッセーが載っていました。
なんと、「53歳の誕生日に、アルトサックスを習い始めた。」のだそうです。
まったくのド素人。
はじめたきっかけが、「誕生日、楽器屋さんの前を通り過ぎる際、やたらと光る金色のサックスを見て目を奪われたのだ。」とのことで、私が中学生の時にフルートに魅了されたのと同じ理由です。私の場合は、音楽の授業で、先生が実物のフルートを持って来てみんなの前で見せたのですが、その銀色のキラキラに捕まってしまったのです。
なんで、フルートを持ってきたんだろう? あまり記憶に残っていないので確かなことはわかりませんが、少なくとも、先生は見せただけで吹きはしなかったと思います。
桜木さんの場合は、そのまま楽器店に入って、そのままお試しレッスンを受け、美人の先生に褒められまくって始めることになり、今が4年目。
私より先輩だ!
「テイクファイブは運が良ければ最後までたどりつき・・・」だそうなので、私よりはるかに上手い。
「老境の趣味のいいところは、この先なにかになろうという壮大な計画を持たずに済むことかもしれない。」
そうなんです!
若いと、「それで食っていけるのか」とか「あいつは1年であんなにできるようになったのに」とかいろいろ考えてしまいますが、年寄りにはそういう邪念(?)が無いですからね。
「なにか始めることに、遅いことなんてない。」
その通り!
いや、、だいたいあなたは私より10歳も早く始めてるじゃないですか! まだ「老境」というには早いですよ。