「題名のない音楽会」は私が唯一毎週録画予約をして見ているTV番組です。
昨日は「反田恭平・小林愛実 ショパン国際ピアノコンクール入賞者の音楽会」でした。
当然、ショパンコンクールの裏話ネタになるわけですが、それをダラダラと引っ張らず、しっかりと二人の演奏を聴かせるところがこの番組のすぐれたところ。
11月に放送したNHKのクローズアップ現代のやっつけ仕事とは出来が違います。
小林愛実が前奏曲から2曲。15番と16番。
次に、反田恭平が「ラルゴ」と「英雄ポロネーズ」。
私が、コンクールのときに感じた二人の個性の現れ方は健在でした。
小林の演奏は、彼女の研ぎ澄まされた感性が内に向かってどんどん深く入り込んで行きます。
一方の反田の演奏は、聴衆に届くところまで、ひたひたと音楽を届けてくれます。
それにしてもピアノがNHKの時とはまるで違う。
「上質の音楽を届けるんだ」というこの番組の意地のようなものを感じてしまいます。
番組スタッフに拍手!