ショパンコンクール 反田恭平の2次予選の演奏です。

 

Waltz in F major, Op. 34 No. 3 

Rondo à la mazur in F major, Op. 5

Ballade in F major, Op. 38

Andante spianato and Polonaise in E flat major, Op. 22

 

「ショパンらしい」ショパン。

 

小林愛実は内に向かって音を紡いでいる印象でしたが、反田はショパンの持つ「明」と「暗」を外に向かって発している感じ。

 

1次予選よりも落ち着いちゃって大人の演奏になってる感じがちょっと贅沢な不満ではあります。

 

「ショパンを聴きたい」というならこの演奏は上質な演奏だと思うのですが、コンサートに行くかどうかとなると、私は「小林愛実の音」を聴きたい、ってなるかな~。

 

それにしても今回のショパンコンクールのYouTube配信はすごいですね。参加者全員のフル演奏にインタビューまであり、映像、音響のクオリティもめちゃくちゃ高い!

そして、スイッチングも素晴らしい。演奏に入る前のピアニストの表情、次の曲に移るところでの演奏者の表情。これらはアップ映像でないとなかなか捉えられないですよね。

 

審査員は大変です。全世界でみんなが審査員になってるわけですから。

「ポゴレリチ事件」のようなことがあったら面白いのに、なあーんて野次馬根性が出てしまいますが・・・