「自炊」って何のことだかわかりますか。

 

「自分でご飯作ること」に決まってるじゃん! 

 

私もはるか昔の独身生活時代と山梨での単身赴任生活時代には「自炊」をしていました。特に、単身赴任生活時代は、外食だとどうしても飽きてしまって、自炊比率が高かったです。料理の本を借りてきたり、クックパッドを検索したりして、結構楽しんでいました。

 

しかし、「自炊」には、もう一つ意味があることを今日初めて知りました。

 

Wikipediaの「自炊(電子書籍)」によると、「自ら所有する書籍や雑誌をイメージスキャナ等を使ってデジタルデータに変換する行為(デジタイズ)を指す俗語」だそうです。どうやら10年くらい前から使われだした言葉のようで、データを「自動的に吸う」ことから付けられたらしいです。

 

新しいテクノロジーによる新しい言葉ですね。

 

やっぱり、本は紙の本で読みたい!

 

でも、私の最近の読書スタイルは「読みたい本は図書館から借りて読む」が基本なので、本棚にある本は若い頃に買った本ばかりで、それほど増えることがありません。

AmazonのKindleも使っていますが、頻度はそれほど高くありません。

 

そうなると、この「自炊」がそれほど魅力的なものには映らないのですが、ひとつだけ便利だなと思うジャンルがあります。

 

そです、「楽譜」です。

 

昨年、サックスを始めたばかりの頃は、図書館でいろいろ楽譜集を借りてきてはコンビニでコピーしたものです。

 

「自炊」の基本は、「本を裁断してバラしてスキャナーで連続スキャンする」となるので、借りてきた本では出来ませんが、自分で買った楽譜集なら、たしかにこれは便利です。

 

いや、練習でそのまま使うだけなら、本のままでいいのですが、MuseScore等で編集したい、となると、この「自炊」が活きてくるのです。

MuseScoreには、PDFの譜面を取り込む機能があるのですが、本のままページを無理やり開いてスキャンすると、斜めになってしまって、ちゃんと取り込んでくれないのです。

 

ページ数が多くなると、専用の裁断機だとか両面連続のスキャナーだとかが必要ですが、たいしてページ数がなければ、普通の定規とカッターでバラして我が家のプリンターでもA4まではスキャンできるので、ちょっとやってみようと思います。