バリサク=バリトン・サックスです。

 

昨日のウインドアンサンブル・レッスンの帰り際に先生から「何か新しい曲をやりたいですね。何かリクエストがあったら、出してくださいね」との一言。

 

早速、候補をあげてみようと思って、YouTubeで「Winds Score」で検索してみました。「Winds Score」というのは吹奏楽用の楽譜をたくさん出している会社で、その模範演奏をYouTubeにアップしてくれています。今、私達がやっている「茶色の小瓶」「銀河鉄道999」もここの楽譜でgrade2.5です。「grade」というのは技術レベルを表していて、小編成で技術レベルが低いバンドでも出来るような楽譜になっています。

 

たくさんある中で気に入ったのは次の7曲です。

 

・宝島

かなり穏やかなアレンジですが、各楽器がまんべんなく登場するところがいいかも。

後半のサックスソロがカッコいい!

 

・オーメンズ・オブ・ラブ

テナー(?)のメロディーより、バックのトロンボーンが好きです。

途中からのアルトのフレーズはいいですね~。ちょっと難しそうだけど。

 

・名探偵コナン

バックはたぶんバリトン。こういうのがバックで厚みを作ってるのが素敵。

 

・ルパン3世

メインテーマのサックス隊がいいですが、低音部隊の支えがあってこそ。

後半のアルトのソロはかなりオシャレ。大人っぽいアレンジですね。

 

・情熱大陸

ラテンのリズムはパーカッションが入らないとキツイかな。アルトが大活躍!

 

・前前前世

木管のオブリガートがいいんだけど、全体にちょっと難易度高そう。

 

・栄光の架橋

これも木管の出だしがいいですね。こういうしっとりした曲のほうが素人のアラは目立っちゃうかな。

 

やっぱりアルトサックス中心に考えてしまいがちなんですが、うちのチームの編成に合っているかも気になります。

 

ただ、どの曲も我がチームに欠けている低音パートとパーカッションが裏でいい仕事をしてるんですよね~。

トロンボーン、ホルン、テナー・サックス、バリトン・サックスがいるとぐっと厚みが増すのですが・・・

 

特にバリトン・サックス!

クラシックオーケストラだとファゴットの役割でしょうか。いや、もっと幅広いかな。

 

ジャズ・アンサンブル・レッスンのほうのメンバーにはバリトンの人がいるのですが、この人がめちゃ上手いんです。1stテナーと双璧の上手さです。

 

私の聴く楽器ベスト3は、ピアノ、ギター、フルートです。え? サックスが無い? そうですね。聴くだけだったら、サックスよりフルートのほうが好きです。

 

でも、演奏する側にまわると、だいぶ方向性が変わります。最近気づいたのですが、どうやら私は縁の下で支える側のほうが好きなようです。

先日の「題名のない音楽会」では「オーケストラの黒幕楽器を知る」というテーマで、ヴィオラ、ファゴット、ユーフォニューム、チューバが登場していましたが、あんな感じでしょうか。「俺が裏で仕事してるからお前たちは華やかな舞台に立てるんだぞ」的な快感ですね。

 

一番やりたい楽器はベース、次がバリトン・サックス。

 

そうなんです。困った病気が発生しつつあります。

 

「バリサク欲しい~~~」

 

でも、お値段が・・・・ アルトよりはるかに高い!

 

アルトでお世話になった「サウンド風雅」のサイトを見てみると、ヤナギサワの中古が43万8千円で出ています。傷あり剥げありですが、定価70万4千円のお品です。

 

お買い得」だそうです。 たしかにお買い得な気がしてきた。

 

・・・・うーん・・・・

 

買えない値段ではないですが、レッズの試合に行きたくても行けず、飲み会に行きたくても行けず、仕事では理不尽なお客と理不尽な店長の相手をしてフラストレーションが溜まりに溜まっている我が家の○○大臣の反応を想像すると怖くて手が出ない・・・

 

誰か、くれないかな・・・

 

本日の名盤

バリサクと言えばこの人

ジェリー・マリガン「What Is There To Say」(1959)

Gerry Mulligan (Baritone Sax)

Art Farmer (Trumpet)

Bill Crow (Bass)

Dave Bailey (Drums)

 

1 What Is There to Say?
2 Just in Time
3 News from Blueport
4 Festive Minor
5 As Catch Can
6 My Funny Valentine
7 Blueport
8 Utter Chaos

 

アート・ファーマーのトランペットもいいけど、バックの二人が抜群の仕事してますね~。

まるでアート・ファーマーのリーダーアルバムみたい。