ちょっと前になりますが、4/17放送の「題名のない音楽会」は小曽根真と藤田真央の出演でした。

録画していたのを今日見ました。

 

 

藤田真央というのは知らないな~と思っていたら、「蜜蜂と遠雷」で風間塵の演奏をしていたんですね。

まるで小学生のような童顔ですが、1998年生まれの22歳。数々の有名なコンクールで優勝しているピアニストです。

 

小曽根のピアノを聴いている時の藤田のうっとりした表情が可愛いですね。

 

藤田の「即興演奏ができない。どうやったらいいのか」との問いに、小曽根が「クラシックの曲は長い時間かけて作り上げた完成度の高いもの。即興演奏にそういう完成度を求めてしまうと怖くて弾けなくなってしまう。」と答えていたのが印象的。

 

その後、実際に二人で即興で弾く場面は、「ジャズの作り方」を見ているようで楽しかったです。こういう掛け合いがデュエットの魅力です。

 

最後に二人でモーツアルトを弾いたのですが、藤田のタッチの美しいこと!

これから先が楽しみなピアニストです。

 

本日の名盤

藤田真央「映画「蜜蜂と遠雷」 ~ 藤田真央 plays 風間塵」(2019)

1.モーツァルト: ピアノ・ソナタ第12番 ヘ長調 K.332 第1楽章
2.サティ: ジュ・トゥ・ヴ
3.ショパン: スケルツォ第3番 嬰ハ短調 Op.39
ドビュッシー: 版画
4.第1番 パゴタ
5.第2番 グラナダ
6.第3番 雨の庭
7.メンデルスゾーン: 無言歌集 第5巻 Op.62 - 第6曲 イ長調「春の歌」
8.藤倉大: 「春と修羅」(風間塵ヴァージョン)
バルトーク: ピアノ協奏曲第3番 BB127
9.第2楽章
10.第3楽章

 

ドビュッシーは私の中のランキングを覆せるほどではなかったのが残念。

全体に、録音がライブ過ぎるせいもあるかも・・・