言霊神劇 (霊感者には映像が見える) | 瑞霊に倣いて

瑞霊に倣いて

  
  『霊界物語』が一組あれば、これを 種 にしてミロクの世は実現できる。 
                            (出口王仁三郎)  

・言霊神劇 (霊感者には音読している場面が映像で見える)

 

 “霊界物語はなるべく声を出して読んだ方がよい。霊眼の開けた人には、物語を声を出して読んでいると、多くの霊が聞きに集まってくるのが見えるそうである。また物語を読んでいる人の口から、声に応じて、強い霊の光が噴霧器のように飛び出しているのが見えるそうである。とにかく、声を出して読むと、目と口と耳に、文字や言葉の刺激が加わるために、記憶が一そうはっきりすることは確かである。また、皮膚全体からその雰囲気を感じることができるのである。

 周囲の状況から、声を出して読むことができない人は、声を出さないで唇を動かすようにしてもよい。要するに、文字だけを見て速く読んでしまわないで、普通に我々が話をする位の速度で、ゆっくり読むのである。読むというよりも、その人物の気持ちになりきって、話をするという気持ちである。すなわち、はじめは努力が必要であるが、慣れると、読む言葉に応じてテレビのように、脳裡に物語の劇が上演されるようになるのである。これを「読む劇」というのである。物語の場合には「言霊劇」と言った方がよいかもしれない。この「言霊劇」がちょっとでも見えるようになると、もう物語が面白くてしかたがなくなる。俗悪な世間の小説やテレビ小説などは、読んだり見たりすることが馬鹿らしくなるのである。この「言霊劇」を見ていると、心が朗らかに温められ、清められて、ゆったりとしいた気分にひたることができるのである。そして、物語の拝読が無常の楽しみになるのである。”

 

           (「霊界物語の栞」第2号 浅井昇『拝読は読む劇』より)

 

*残念ながら私には霊感がなく、これまで拝読時にいかなるヴィジョンも見たことはありません。しかし、出口聖師は物語口述のとき「その場面が実際に見えるのだ」と言っておられ、また、古い信者さんによると、まだ昭和の時代には、聖師と同じように、音読しているとその場面が実際に映像で見えるという人や、読んでいる人の口から赤や青や紫、金色の色とりどりの光が吹き出すのが見えたという人がいたそうです。霊感があるという方には、ぜひ霊界物語を読んでいただきたいと思います。