スサノオは芸術の神 | 瑞霊に倣いて

瑞霊に倣いて

  
  『霊界物語』が一組あれば、これを 種 にしてミロクの世は実現できる。 
                            (出口王仁三郎)  

・スサノオは芸術の祖神

 

 “私の流儀は、みずから称して神代派といっているが、神素盞嗚尊を心に念ずるとき、ああした絵が描けるのである。私の絵画展覧会を見た人が『一々描き方がかわっていて、一人の人がかいたとは思えない』と評したと聞くが、まことにそのとおりで、私の想念が応挙にある時、その画風が応挙とあらわれ、月樵を思う時、その筆法が月樵と出てくるので、私の想念しだいで、千種万態の画風が生ずるのであるから、一人の人が描いたと思えぬという評は、私の絵を知るものの言である。一流一派に拘泥する必要はないと思う。

 私は近ごろ、山水と漫画との調和を思いたち、筆をとってみたが。あんがいうまくいって、ちょっとおもしろいものが出来た。これはおそらくレコードであろうと思う。

 そもそも、芸術の祖神は素戔嗚尊さまであるから、心中この大神を念ずるとき、絵画といわず、陶器といわず、詩歌といわず、あらゆるものに、独創が沸くのである。”

 

        (「出口王仁三郎著作集 第三巻」『絵について』読売新聞社より)