今までの常識が覆るかもしれません…。アルツハイマーを引き起こす本当の原因・仕組みとは…?
今までの認識では神経細胞の外にアミロイドベータと言われる異常たんぱく質の蓄積「通称アミロイド斑」と言われるものがアルツハイマー病の原因と言われて来たのですが、それがどうも違うのではないかということが解って来たようなのです。
85歳以上になるとほとんどの人がこのアミロイド斑を持っているようになるらしいのですが、それでもアルツハイマー病の発症は5分の1しかないという研究結果があって、アミロイドベータがどんなに蓄積してもアルツハイマー病にならない人がいることで、その機序が解っていないという解析がされたようです。
それによって「シンシナティ大学」の研究者が別の機序があるのではないかと考えて、もう一度視点を変えて研究をされたということなのです。
その研究では、むしろ脳内のアミロイドベータの減少が認知機能の低下に繋がっているという、全く反対の結果が出てきているらしいのです。
むしろ脳内のアミロイドたんぱくを増やすことが認知機能の改善に繋がるのではないかということで、今までの考えと全く逆の事が起きている。
この試験では脳内と脳脊髄液の中のアミロイドたんぱくの量を調べて行ったようで、臨床試験で24件、25,000人くらいのデータを解析して、アミロイドベータに対して、モノクローナル抗体を投与してどうなるのかということを行った。
結果は、脳脊髄液中のアミロイドベータ42が上昇することで、認知機能を改善したり認知機能の臨床的な評価が悪くならないことが関連していた。
結局、アミロイドベータ42が高いほど認知機能が良かったということが解ったわけです。
このアミロイドベータ42というのがアミロイド斑を作るうえで重要な要素を持っているようで、これが脳を保護する上で有害物質や感染物質とくっつくことでアミロイド斑に変化して機能を停止していく。
アミロイド斑はアミロイドベータ42の墓石とも呼ばれています。
従来はこれによって、アミロイドベータ42を減らすことで認知症を予防したり、改善したりと考えられてきたようなのですが、
反対でこのアミロイドベータ42を増やすことで認知症を予防することになる。
これまでの薬はこのアミロイド斑を減らすことに重点を置いて薬も作られて来たようなので、全く逆の作用ということになると、薬は害になってしまいますよね(;^_^A
このあとは従来の理論の説明なのですが、認知症には謎がまだ多いですよね。
はっきりした完全な理論はまだ解っていないということになりますよね。
やはり薬というのはあまり信用してはいけないのかもしれませんね。
認知症に関してはこれから研究は更に進むかと思いますが、生活習慣で予防していくことが大事ということになると思います。
石黒先生もそのように言っています。
目的を持って生きることが一番大事ではないかなと思うのですが、能動的に何事にも積極的に取り組みことが出来るというのが課題になるのかなと思います。
落ち込んでいたり、それで動かないとか外に出ないとかいう生き方が一番良くないと思います。
