2泊2日、沖縄旅行1泊目は今帰仁村(なきじんそん)の今泊(いまどまり)集落に泊まります。


沖縄旅行を急に計画して、飛行機を出発6日前に予約したものの、なかなかイメージしているような行きたい場所が見つかりませんでした。

できるだけ手付かずで、沖縄ならでは、の原風景が見たい。

その希望を叶えられそうなところを探して、今帰仁村今泊(なきじんそんいまどまり)という集落に辿りつきました。


ペンション・サンセットビーチ。
今泊フクギ屋敷林の一角にあり、Googleのストリートビューで見て決めました。





ホテルから歩いてすぐの海岸。

ビーチ。

誰もいない。



ジャングル。



野生?パイナップルが無造作に実っている。

近づくとこの下側の地面が動いている。よく見ると大量のヤドカリが群れになって蠢いている。

思わず後退りしてしまいました。



ヤドカリで初めてゾワっとしましたが、実はビーチを歩くたびに下で大量のフナムシが蠢いていました。

*観覧注意!!




今泊の集落にはフクギがたくさん繁り、目に心地いい景色が広がっています。

防火、坊砂などさまざまな役割を果たすフクギ。

集落の周り、個々の家の周りと計画的に植えられています。

フクギを抜けると海に出る道。



宿道。琉球王国時代の幹線道路も残っています。

今泊の集落道は碁盤になっていて、どこを散策しても心惹かれる風景が広がっていました。



自然の中に平屋で開放的な家が立ち並んでいます。





集落唯一のお菓子屋さん。

短い滞在中は残念ながら閉店でした。




神カサギという礼拝所。ノロと呼ばれた琉球時代に国家公務員として国家国民の安泰を祈願する女性が神事を行う場所です。今現在も末裔の方がされているそうです。




今泊の集落には飲食店が非常に少なく、朝食を提供されている宿泊施設も少ないです。

ホテルの方が自宅の隣で一棟貸しの宿泊施設をされていたため、本来は一棟貸しの方に提供されている朝食をいただけることになりました。


ホテルの支配人の方のご自宅。

仏間で朝食をいただきました。



もずく酢、チューリップのソテー、ゆし豆腐のお味噌汁など。

沖縄の家庭の丁寧に作られた朝ごはんを素敵なご自宅にあがっていただけるなんて…

とっても素敵な体験でした。



庭にヤギさん。


素敵な一棟貸の宿は大人気でなかなか予約が取れないみたいですが、泊まってみたい。


赤瓦の古民家 ぷからーさ

https://pukaraasa.ti-da.net/



朝、通学の小学生。


沖縄ならではの海岸の風景や今帰仁村ならではのフクギの屋敷群は初めて目にするもので新鮮でしたが、緑あふれる庭の中に大きく開放的な平家が連なる風景は40年以上前に熊本県八代市の田舎に曽祖母を訪ねて滞在したとき、小学生だった再従姉妹や従姉妹たちと集落をあるいて西瓜を買いに行ったり、川で遊んだ記憶がよみがえり、ものすごく懐かしい感覚にも襲われました。


1番近くのコンビニは2キロ以上先だし、飲食店もほとんど無いし、夜は真っ暗過ぎて外出が不安になるぐらいで、快適さや便利さは少し足りませんが、今帰仁村今泊の集落は私にとってエモーショナルな場所でした。

目にした風景や過ごした環境や優しい集落の人々。本当に行ってよかったと帰ってきた今もずっと思っています。