タニタ食堂がブレイクしたのは最近ですが、我が家でもタニタのレシピを参考にした食事が多くなりました。

バンダイなど、健康を意識したメニューを持った社員食堂を一般に開放する動きが活発になっています。

わがクリニックでも長寿遺伝子(サーチュイン遺伝子)の検査が始まりました。

さっそく健康が気になりはじめた私を含めた5人のスタッフの長寿遺伝子を検査したところ、なんと驚いたことに一番出現していたのが最年長の私でした。

 これは昨年体を壊してから半年の間カロリーと塩分をコントロールしてきた結果なのだと思います。

「腹八分」を実行してきた結果でしょうか。


 何億年ものあいだ、人類は飢餓の時代を生き抜いてきた大きな歴史があります。

ある程度の飢餓状態で長寿遺伝子のスイッチが入るのです。

テレビでは毎日のようにグルメの番組を放送しています。現代人は健康に生きるための食事から満足するまで食べ、満腹感を満たす食事になっているようです。


 ここ数十年の間にヒトは飽食の時代を経験しました。この間に見事に病気の社会を作ってしまったのです。

知らない間に「食」が病気を作っていたのでしょう。

長栄歯科クリニック 院長コラム