2007/02/22

私が、この1年の間に6人のレジデント(研修医)と共に診療してきてとても感動したのは、人間の伸びる力、成長力でありました。

 人がひとまわり成長するためには、いくつかのステップがあります。その中の代表的なものに時間的要因、人間的要因があります。
前者はいわゆる「経験」であります。後者は「心」であります。
レジデントにとって「経験」はすぐに自らが解決できることではありません。しかし、より多くの「経験」が出来る環境に自分をおくことは出来ます。
そしてそれを選択するのは、その人の「心」であります。

 臨床では、常に壁に突き当たります。そしてひとつの壁を乗り越えると、休んでいる暇もなく、さらに高い壁が立ちはだかります。この壁を乗り越えつずけるのが臨床なのです。
そして、決して避けて通らず、しっかり乗り越えたときに、人は大きくなれるのです。
実はこの繰り返しが、気がつかないうちに努力とか根性というものを育て、その人の「自分力」となるのであります。これがまさに、人の成長なのです。

 たとえ幾つになったとしても、自分自身に起こった問題は、自分が、そして魂が成長するための大きなステップなのです。

たった4ヶ月ではありましたが、4ヵ月後の顔はすでにその人の未来を映し出し始めています。
 未来の名医をめざして、がんばれレジデント!

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