2007/03/21

 毎年3月のお彼岸を迎えるころになると、試験が終わった学生さんや春休みをむかえた子供の患者さんが多くなります。
近頃、子供の治療をしていて、ふと昔の子供の頃の自分に重なることがあります。
 振り返ると、私は幼い頃、「自分は子供という人種でずーとこのまま子供のままで、自分の周りには両親がいて近所のおじさん、おばさんがいてその人たちは初めから大人のままの人種で、またお婆さんは最初からお婆さんのまま生まれてきてずーとお婆さんのままなのだ。」と考えていました。
 さて、今「おじさん」になった自分が、この小さな子供達の心にどのように写っているのでしょうか。
 私が選んだ歯科医師という職業は、さまざまな年代層が対象であります。上の年代の方からは貴重なそれぞれの人生を通した価値観を学べます。また自分より若い世代、同世代の方には自分の人生が投影できます。
 今、自分の歩んできた年代を振り返ることができ、そしてこらから歩んでいこうとする道を示していただけるという仕事に就いていられるという事は、とても幸せな事だと思うのであります。
  
 今日は天気もよく、とても清々しい日になりました。我が長栄歯科クリニックの歯科技工士、畠 理弘がギャラリー八重洲・東京で個展~彷徨する舟~を開いています。これから立ち寄ってみようかとおもいます。

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