3月11日に発生しました東北地方太平洋沖地震により多くの生命が失われたことに対して、被災者の方々に対しましては心よりお見舞い申し上げます。
 時が経つにつれ大自然の脅威と人間の無力さ、弱さを思い知らされ、ただただ茫然とたたずむのみで、全身の力が抜けていく想いにさらされます。
 昨夜、診療が終わった後、首都高速川口線を東京方面にむかっていたところ、赤色灯をまわした数え切れないほどの大量の車が一定の車間を保って大列をなし、東北方面に向かって大移動していました。灯を落とした都会の闇に延々と続く赤色灯に、何か物寂しさを感じて見入ってしまいました。
さながら映画の「日本沈没」を見ているような光景です。
平和で安全という事が当たり前になった日本ですが、「何事にも絶対はない。」ということをもう一度心に刻んで日本の再生に向けて皆で助け合って前に進む事が大切でしょう。
 また、昨今の政治についてはあまり期待はできないようですが、政治を司る人は、今日本に何が起きているのかしっかりと認識をして、人の足ばかりとることを改め、今こそ政党を超えてオールジャパンで対応するべき時が来ているのだと思います。