今年のさくらは春の主役になれないうちに春風に散り始めています。私たちの身に何が起きようが毎年季節は巡ってきます。
 数日前、福島の浪江町から非難してきた68歳のご老人が受診しにいらっしゃいました。
最近は眠れない状態が続き血圧も高く具合がよくないと訴えていらっしゃいました。原発に近いところで、もう戻ることができないのではないかと考えると、こみあげてくるものを抑えられなくなります。
考えるだけで言葉が出なくなり、まともに話ができなくなりそうなので他の先生に対応していただきました。
 
 そんな中で今日、4月10日は私の60回目の誕生日。
スタッフにとても温かい寄せ書きを頂き、心にしみるものがありました。世相のあわただしい中で迎えた区切りの年、季節は歩みを止めることなく毎年巡ってくるのです。
 さあ!心の区切りをつけて、私を取り巻くすべての人に「感謝」を忘れず、季節に追われてこれからも前へ前へ。
長栄歯科のブログ