第一次世界大戦の話ばっかりしてても暗くなるから、ちょっとインターバルということで古代にタイムスリップ♪

 

世界史やってると、それはそれは化物的パワーを持つ存在がちょいちょい登場する。

 

まぁ、どの時代のどのエリアを習ってるかで答えは違ってくるんだけど・・

 

いまの時期の高2だと、それは結構な割合で

 

匈奴冒頓単于

 

 

世界史Bやってないと、絶対読めないし絶対出会わないよね、これ。

パソコンで二回目で変換できたことが衝撃だった笑

ちなみに一回目は朴訥。むしろこっちのほうが何じゃこれなんだけどww

(調べたら、「質朴で訥弁であること。 かざりけがなく、口数が少ないこと。また、そのさま」だって。・・・・・・一生使わない自信しかない。使い方がわからん)

 

きょうどのぼくとつぜんう。ぼくとつぜんうっていう、日本語ではありえないこの響きよ・・・

 

彼の初登場のときの生徒へのインパクトはものすごいらしい笑

 

前漢の初代皇帝劉邦=高祖をやぶり、その後7代皇帝の武帝が攻撃するまでずっと贈り物をもらい続けた。強い。

 

でも、、彼らの恐ろしすぎるインパクトを定期的にリアルでくらっていた、中国の人たちに比べれば・・

そりゃぁ、戦国時代から万里の長城つくるしかないよね。

(ちなみに中国の戦国時代は前403~前221)

 

遊牧民族は、とにかく機動性に富んで、まぁーーーーーーーー強い。

ただただ強い。

 

※イメージ。彼は匈奴ではありません、たぶん。

 

彼らが世界史で果たした役割はものすごいんだけど、ただ定住しないし特に歴史も残さないし・・で、どうしても主役としては扱われない。というか扱いようがないというか。

東西をつなぐ架け橋だったのは間違いなく、草原の道を駆け回って交易を担い、文化の伝達人でもあった。

 

匈奴について言えば、武帝の攻撃後、東西に分裂し、西は滅亡。

東は漢に服属後、南北に分裂して、南匈奴は後漢に服属し、その後なんと中国に定住し、親戚同士で争いまくる内紛病の西晋を滅ぼす。匈奴のカケラに滅ぼされる西晋・・

 

北匈奴は1世紀末に西走し、フン人と化して(諸説あれど)、ゲルマン民族に突撃した結果ゲルマン民族が玉突き事故を起こし、ローマ帝国内に突入。

 

ローマ帝国の滅亡の一因となることに。

 

匈奴のカケラ・・

 

ローマ帝国と後漢という古代世界の二大帝国は、交易で結ばれていた。

カンボジアのオケオからローマ金貨が発掘されていたり、大秦王安敦(マルクス=アウレリウス=アントニヌス)の使者が日南に来ていたり。

 

結局どちらも(後漢はとうに滅んで三国時代のあとだけど)、匈奴にやられた・・なら、ほんと世界史ってダイナミックでタマラン!笑

 

政治家への提言♡

万里の長城は超高度な(?)防衛システム。防衛しないと国は守れませんよ。

ローマ帝国も、最後は防衛がガッタガタですぞ。