空気人形 air doll 2009
TSUTAYAのカード更新で、仕方なく店舗に
足を運び、半額特典でこのDVDを借りました。
(通常はDISCASを利用)
解説(下記)ある通り、ピノキオの寓話に
通じるメイキングで、おすすめです。
(子供にはNGです)

[解説]
非人間的なるものが人間の心を持つという、
「ピノキオ」の変奏が見られる物語だ。
是枝裕和監督は、東京・下町のうらぶれた
風景の中に(過食症の女などの)さまざま
な俗物たちを配し、男性の性欲の捌け口と
なるペ・ドゥナが演じる“空気で膨らむ人形”
の心の動きをすくいとっていく。
フワフワした浮遊感が、このラブドールの
肉体性を際立たせる。
注目すべきは、この人形が1体5980円の
商品名「CANDY」という量産品だという点だ。
人形師(オダギリジョー)によって人間
そっくりに生命を吹き込まれた人形では
あるが、「ウォーリー」に登場するロボット、
ウォーリーやイヴのように、社会学的に
“代用品”にほかならないから、もの悲し
いのだ。
映画表現的にも実にユニークな、映画史上
もっとも美しいと思われるラブシーンがある。
彼女がビニール皮膜にキズをつけ、全身から
空気が抜けてしまったとき、店員の男
(ARATA)が彼女のお腹の空気穴に息を
入れて、見る見るうちに膨らませるのだ。
荒々しくなった両者の吐息がいやらしく
エロティックだ。
本作を豊穣な映画的世界に誘うのは、人間
の吐息に始まり、風鈴の音色に終わる全編
に響きわたるノイズだ。
これは、ペ・ドゥナのぜい肉のない
“スペクタクルな肉体”を獲得した是枝監督
が現代に挑む愛の寓話だ。
彼が夢想した性的なイマジネーションに、
興奮した。
(サトウムツオ)(映画.com)
[2009年10月01日 更新]
チェルノブイリ、エネルギー問題の活路
![]()
チェルノブイリ原子力発電所の事故から25年が
経過した現在、周辺地域では野生生物の数が
増加している。放射線が生態系に与える影響も
徐々に明らかになってきた。
4号炉の爆発後、一帯からは何十万もの人々が
町ごと移転。
人が居住せず農業も営まれなくなったウクライナ、
ベラルーシ、ロシア内の2850平方キロのエリア
では、動物たちが繁栄している。
研究によると、冷却水貯水池などでは魚類が
多く育っているという。
ネズミをはじめとする小型齧歯類(げっしるい)や
オオカミの個体数も増加。
野生から絶滅したプシバルスキーウマ(モウコノウマ)
は、居住禁止区域に移送された個体が繁殖に
成功している。
しかし一部の研究者は、放射線被曝の深刻な
問題は残っていると警告する。
一見しただけでは気付かないケースもあるが、
鳥類の種数は非汚染地域と比べて約半分、
個体数も約40%と報告されている。
また、脳のサイズが小さい鳥が多いなど、
身体的異常の発生率上昇も明らかになっている。
Photograph by Gerd Ludwig, National Geographic
ナショナルジオグラフィック日本語公式サイト
バイオ航空燃料、隠れたエネルギー問題
![]()
自動車用の燃料として、フライドポテトなどの
使用済み油のリサイクルなどが模索されているが、
航空機に使用できる大豆由来のバイオ燃料開発
はさらに困難だ。
高度1万メートル以上の極低温環境を飛行する
航空機には、厳しい安全規定があるため、代替
燃料の導入は遅れていた。
しかし2011年6月にアメリカ、ニュージャージー州
からフランス、パリまで世界初のバイオ燃料による
大西洋横断飛行が成功。
11月にはバイオ燃料を使用したアメリカ初の商業
飛行が実施された。
また軍事面でも飛行実験が進んでいる。
2011年には、再生可能燃料と従来型燃料を1対1の
割合で混合した燃料による超音速飛行が実現した。
バイオ燃料推進のモチベーションの1つがコスト
削減である。
原油価格のかつてない高騰が続き、今後も上昇
の一途をたどると予想されるからだ。
また、世界各国の運航便数の増加に伴い、
航空機から排出される温室効果ガスの量は急増
している。再生可能なジェット燃料の登場により、
気候変動のフットプリント(環境負荷)削減が期待
されている。
Photograph courtesy United Airlines
ナショナルジオグラフィック日本語公式サイト
軌道上のISSより、ラブジョイ彗星
![]()
地球大気の層に突入するかのようなラブジョイ彗星。
12月22日に、国際宇宙ステーション(ISS)第30次長期
滞在クルーの船長、ダン・バーバンク氏が撮影した。
バーバンク氏は、ISSがタスマニア島上空を通過して
いるときに、明るい孤を描くこの彗星の尾を初めて目
にした。
最初はそれが何なのかわからなかったという。
バーバンク船長は後に、「これまで宇宙で見てきた中
で最も驚くべきもの」かもしれないと語った。
彗星に魅了されたバーバンク氏はISSの窓越しに
連続写真を撮り、軌道上の研究室で彗星のコマ落とし
動画を作成した。
Photograph courtesy NASA







