NASA、2033年の有人火星着陸目指す 月面は24年に前倒し
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米航空宇宙局(NASA)の
ハッブル宇宙望遠鏡が撮影した火星
(2003年8月27日公開)。
(c)NASA / NASA / AFP
2019年4月3日 8:20
発信地:ワシントンD.C./米国
【4月3日 AFP】米航空宇宙局(NASA)の
ジム・ブライデンスタイン(Jim Bridenstine)長官は2日、
連邦議会の公聴会で、NASAは2024年に再び有人月面着陸
を成功させた後、2033年までに初の有人火星着陸を成功
させることを目指すと明言した。
同長官は席上、火星着陸の目標を達成するには、月面着陸
などの他の計画をより迅速に進める必要があると説明した。
当初の有人月面着陸の目標は2028年だったが、
ドナルド・トランプ(Donald Trump)大統領は
マイク・ペンス(Mike Pence)副大統領を通じ、これを4年前倒し
したことを発表。
NASAはこの計画の実現に向け、取り組みを加速させている。
トランプ大統領が2期目を迎えた場合、2024年は任期の
最終年に当たり、政治的に重要な意味がある。
その一方、米航空宇宙大手ボーイング(Boeing)による
重量物運搬ロケット「スペース・ローンチ・システム(SLS)」の
開発が大幅に遅れていることなどから、専門家や議員の間
には、NASAは新たな期限までに目標を達成できないのでは
ないかと懸念する向きが多い。
火星との有人往復飛行は、火星と地球が太陽から見て同じ側
にある場合しか実施できない。
この状況はおよそ26か月に1回生じるため、2030年以降で該当
する時期は31年、33年などとなる。
2017年のNASA予算案は初の有人火星飛行計画の目標を
2033年としていたが、NASAは自らが示した行程表に目標の
時期を「2030年代」と記していた。
(c)AFP

