ボーイング737MAX、失速防止システム誤作動警告灯を標準装備へ 関係筋
米ワシントン州レントンにあるボーイングの
航空機組み立て工場の滑走路に駐機した
737MAX型機の飛行試験初号機
「スピリット・オブ・レントン」の尾翼部分
(2015年12月8日撮影、資料写真)。
(c)JASON REDMOND / AFP
エチオピアのビショフトゥ付近に墜落した
エチオピア航空ボーイング737MAX8型機の残骸
(2019年3月11日撮影)。
(c)Michael TEWELDE / AFP
2019年3月22日 9:59
発信地:ニューヨーク/米国
【3月22日 AFP】5か月足らずの間に2件の墜落事故が起きた
ボーイング(Boeing)737MAX型機に、失速防止システムが
誤作動を起こした場合の警告灯が標準装備されることが分かった。
業界関係筋がAFPに明らかにした。
昨年10月にインドネシアで起きた同機の墜落事故では、
失速防止システムが誤作動した恐れがあるとみられている。
匿名を条件に取材に応じた関係筋によると、この警告灯の装備
はこれまで任意だったが、今後は標準で装備されることになり、
ボーイングが近日中に米当局と顧客に提出する改善措置に
含まれるという。
この関係筋によると、インドネシアで昨年10月に墜落した
同国ライオン航空(Lion Air)の機体と、今月10日に墜落した
エチオピア航空(Ethiopian Airlines)の機体にはこの警告灯は
装備されていなかった。
ボーイングにコメントを求めたが、回答は得られなかった。
警告灯は、737MAX型機に搭載されている
失速防止システム「MCAS」に誤ったデータが送られた場合に
作動する。米メディアは、737MAX型機の安全認証が行われた
経緯について、ボーイングと米連邦航空局(FAA)が米司法省の
捜査対象になっていると報じている。
(c)AFP
CNBC Television
-FBI joins investigation into B737 Certification-