故マンデラ氏逮捕のきっかけはCIAの情報提供、米元スパイが暴露 | Chou-Chou et Noir

故マンデラ氏逮捕のきっかけはCIAの情報提供、米元スパイが暴露

Mandela

右上矢印
故ネルソン・マンデラ元大統領。
タイ・バンコクの国際会議にて
(2004年7月15日撮影)。
(c)AFP

2016年05月16日 15:30 
発信地:ロンドン/英国

【5月16日 AFP】南アフリカの
故ネルソン・マンデラ(Nelson Mandela)
元大統領がアパルトヘイト(人種隔離)時代に
逮捕され、27年間に及ぶ獄中生活を強いられる
ことになったきっかけは、米中央情報局(CIA)
のスパイが当時の南ア当局に提供した機密情報
だった――。
英紙サンデー・タイムズ(Sunday Times)
が15日、報じた。

 同紙によると、元CIA工作員で南ア・ダーバン
(Durban)の米領事館で副領事を務めたドナルド・
リッカード(Donald Rickard)氏が、1962年の
マンデラ氏逮捕に関与していたことを英映画監督
ジョン・アーヴィン(John Irvin)氏に明かした
という。

 リッカード氏は、当時の米国ではマンデラ氏が
「ソビエト連邦(Soviet Union)の完全なる
支配下にある」と信じられていたため、逮捕は
必要な措置だとみなされたと説明。
「彼(マンデラ氏)の扇動によって南アで戦争が起き、
米国が嫌々引きずり込まれる羽目に陥っていたかも
しれない。
最悪の事態が起きる恐れがあった」と語った。

「私たちはそのとき瀬戸際にあり、踏みとどまら
なければならなかった。つまり、マンデラを止めなけ
ればならなかったということだ。そして、私は待った
をかけた」

 マンデラ氏逮捕までの数か月を描くアーヴィン監督
の新作『Mandela's Gun』は今週、
仏カンヌ国際映画祭(Cannes Film Festival)で
上映される予定だ。

 1990年にようやく自由の身となったマンデラ氏は、
1994年~99年に南ア大統領を務め、2013年に95才で
死去した。
一方、1978年までCIAと雇用関係にあったとされる
リッカード氏は、アーヴィン監督と話した2週間後の
今年3月に亡くなった。

 マンデラ氏が率いた与党・アフリカ民族会議(ANC)
のジジ・コドワ(Zizi Kodwa)報道官は、
リッカード氏の暴露を「深刻な告発」と指摘し、
CIAは現在も南ア政治に干渉していると主張している。
(c)AFP


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