バッキーボール、ノーベル化学賞の歴史
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October 6, 2011
炭素原子のみで構成された球状分子
「バックミンスターフラーレン(バッキーボール)」
のイメージ図。
ドーム状の建築物「ジオデシック・ドーム」に
構造が似ていることから、考案した建築家
バックミンスター・フラーにちなんで名付けられた。
1996年のノーベル化学賞は、フラーレン
(バッキーボールを含む炭素の分子構造のグループ)
を1985年に発見したロバート・カール、
ハロルド・クロトー、リチャード・スモーリー
の3氏が受賞した。
アメリカのNPOケミカルヘリテージ財団
(Chemical Heritage Foundation)の理事長
トーマス・トリットン氏は、
「バッキーボールは初めて確認されたナノ構造で、
ナノテクノロジー分野を切り開いた」と述べる。
この微小な構造を利用して、自然界にはない
性質を持った新素材を生み出す研究が続け
られている。
フラーレンの一種であるカーボンナノチューブは、
スポーツ用具、顕微鏡、再生医療用の足場材料
などに応用が始まっている。
Illustration courtesy T. Pyle, SSC/Caltech/NASA
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