準天頂衛星初号機「みちびき」打上げ 成功 H2Aロケットから分離

宇宙航空研究開発機構(JAXA)と三菱重工業は
11日午後8時17分、準天頂衛星「みちびき」を搭
載したH2Aロケット18号機を、鹿児島県南種子町
の種子島宇宙センターから打ち上げた。
みちびきは約30分後、予定通り分離され、打ち上げ
は成功した。
H2A打ち上げは05年2月の7号機以来12機連続
の成功となった。
みちびきは縦横約3メートル、長さ約6メートルの
直方体で重さ約4トン。米のGPS(全地球測位シス
テム)を補完し、精度を向上させることを目的とする
測位衛星。日本のほぼ真上(準天頂)を通る軌道で周
回するため、ビルの谷間や山間部などでGPSの電波
が受信できない時間帯が大幅に減るほか、測位誤差も
現在の10メートル前後から数センチ~1メートルに
縮小できる。
しかし、1基が日本のほぼ真上にいる時間は約8時
間で、日本上空に常に衛星がある状態にするには、最
低3基が必要となる。
施設整備や打ち上げを含めた総事業費は約735億円。
今後、高度3.3万~3.9万キロの楕円(だえん)軌道
に到達する。
【川島紘一】
(記事;毎日新聞)

「みちびき」のイメージ図
JAXA


