バトル・ロワイアル編 | Anotherを愛する会

Anotherを愛する会

原作:綾辻行人『Anotherシリーズ』のファンサイト。
主に同人小説とSSを掲載しています。
現在はイラストの勉強中なのですが、鬱障害・睡眠障害・ADHDを患っている為、捗っていません。
将来は手描きMAD・フィギュア・MMDもマスター出来たらと夢を見ています(遠い目)

※ 所謂“ぼくのかんがえたさいきょうのあなざー”です。苦手な人はご注意ください。

※ アニメ版『Another』を未視聴の方は、ネタバレが含まれているので注意してください。

 

※ 最低でも第1話と水着回は1時間スペシャル。

※ 1クール全13話 及び 1話分はOP・本編・ED・次回予告の全てを合わせて30分の形式で制作される(CMはカット)。

※ 第1話~第13話は綾野家と小椋家の惨劇~合宿前日までのストーリーが描かれる。

※ 合宿編は2時間半スペシャルとして2012年夏アニメの8月8日に一挙放送。

※ 合宿は可能なら生徒全員参加(最低でも水野と米村は参加する)。

 

 風見は勅使河原と望月と並ぶメインキャラ。出番・台詞・見せ場を可能な限り終始優遇(ゴリ押しはしなくてもおk)。OP・水着回・テープ探しの何れにも参加。
 小椋は対策係のメンバーの一人。サブキャラの立ち位置が望ましい。
 水野はサブキャラに昇格。実は家族想い&友達想い。幼い頃はお姉ちゃんっ子&お兄ちゃんっ子だった。前島とは唯一無二の大親友。姉・早苗の死に恒一が関与している事から、恒一の事を快く思っていない(実写映画版の様にお葬式で恒一を睨みつけるシーンがあると分かりやすいかも)。
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 久保寺先生の自殺の際に最も血飛沫を浴びた被害者としてクローズアップされるのは中島・風見・前島の三名。水野は大親友の前島に大量の血飛沫がかかった事に激怒。恒一に殴りかかり、「お前達の所為だ!」と厳しく叱責する(恒一を一発殴った後にも再び殴ろうとしている水野を米村と川堀が二人掛かりで取り押さえている)。
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 水着回は風見・綾野・小椋・千曳も参加(個人的には出来れば辻井と柿沼も参加して欲しい)
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 コミカライズ版の赤沢の様に合宿で鳴達がテープを再生している場面に、杉浦が偶然通り掛ってテープの内容を盗み聞きする。
 ※望月がテープの内容を口外する事は絶対にしない
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 赤沢と風見は夕食の際、委員長 兼 対策係の代表として、不手際があった事をクラスメイト達に深く謝罪する。すると杉浦が何故二人だけが謝るのかと疑問を呈し、鳴に謝罪要求を行う。更に水野も便乗し、恒一に謝罪要求を行う。
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 前島と米村は合宿の夜に一緒に行動し、管理人夫妻に襲撃され、米村は謙作によって食堂の椅子に座ったままの状態で全身を串刺しにされて惨殺され、前島も峯子に後に致命傷となる大怪我を負わせれて瀕死の重傷を負う。その後、前島は恒一の足首を掴んで、異常事態を伝える。
 杉浦は管理人・峯子に襲撃され撃退に成功した後、満身創痍の状態で鳴・恒一・赤沢の元に現れる。そして、鳴を<死者>と誤解した事で鳴の殺害を目論むも、恒一と赤沢に阻止され一旦は引き下がる。本作では杉浦がテープの内容を盗み聞きしたシナリオなので、赤沢はテープの内容を一切知らなかった為、「死者を死に還すって何!?どういう事!?」と鳴と恒一を問い詰めるシーンが追加される。
その後、杉浦の館内放送によって疑心暗鬼に陥ったクラスメイト達(小椋・辻井・柿沼・有田・川堀・渡辺・金木・松井)により、鳴と恒一は襲撃される。
勅使河原は風見を二階から突き落とした後、発狂した管理人・峯子から望月を庇って負傷し、更に望月が足を挫いて動けなくなる。追い詰められて殺されそうになったまさにその時、風見に助けられる。その後、勅使河原と風見は無事に和解する(風見が恒一や金木&松井に襲いかかる事はない)。
 小椋は普通に転落死(要するにブリッ死の様なギャクみたいな演出ではない)。王子は普通にバックドラフトで焼死(要するに王子焼きの様なギャグみたいな演出ではない)。川堀・金木・松井は生存END。
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 水野は前島と米村が管理人に惨殺された事で疑心暗鬼に陥り(勅使河原が言っていた「(前島は)悲鳴を聞いて飛び出してきた奴に任せた。」相手が水野)、恒一を<死者>と決めつけて死者を死に還そうと襲いかかる。勿論、恒一以外の人間に襲いかかる事は絶対にしない。実写映画版の水野が恒一を襲撃するシーンの様な演出が望ましいかも。水野が恒一に止めを刺そうとした瞬間、千曳に止められ、未遂に終わる。最終的には水野は千曳に保護されて無事に生還する。
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 赤沢のラストについて
A) 赤沢は杉浦の死のショックで疑心暗鬼に陥り、鳴を<死者>と決めつけて襲いかかる(風見や水野を撲殺する事はしない)。その後、硝子の破片を浴びて磔になって死亡する。
B) 鳴と恒一は管理人・謙作に襲撃される。そして恒一が止めを刺されそうになった所を、赤沢が咄嗟に庇って致命傷を負う。そして恒一の腕の中で息を引き取る。
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 クライマックスにおける恒一と怜子のシーンに重点を置いて丁寧に掘り下げる。
 アニメ版オリジナル設定である鳴の「三神先生が殺される所を一年半前に見たのを思い出した」の導入も一切無し。
 
【合宿における三年三組の生徒達の犠牲者】
・赤沢泉美
・杉浦多佳子
・小椋由美
・前島学
・米村茂樹
・王子誠
 
本作は飽くまで正史ルートの扱いなので、赤沢の死だけはどうしても避けられませんよねTT
 これならバトル・ロワイアル反対派の人達からしても、ギリギリ許容範囲だったのではないでしょうか。個人的には自作の同人小説よりもこっちの展開の方が断然好きです。
 
 赤沢のラストについては難しい所ですね。
 生死については、BD/DVDの売り上げを重視するなら生存ENDの方が賢明だと思いますが、続編を見越しての事なら死亡ENDの方が賢明だと思います。だって原作の赤沢は亡くなっていますし、実際に原作小説の続編『Another 2001』では<死者>として蘇っていますからね。下手に生き残ると逆に扱いに困るでしょう(前島や米村の様な大した設定のないモブキャラなら話は別ですが)。
 まぁBD/DVDの売り上げを考えたら、結果的には生存ENDにした方が正しかったと言えるのかもしれないし、『Another』という物語における最も重要なシーンはクライマックスにおける恒一と怜子のシーンだから、そこにスポットを当てる為にも赤沢の死は不要だったのでは?(実際問題、肝心の怜子の死が赤沢の死の影に隠れてしまった感はあるので)という意見なら一理あるとは思いますが。
 風見を撲殺した件については微妙な所ですね。一撃目は恒一を助ける為の緊急避難ですが、止めを刺そうとした事ついては果たしてどうなんでしょう。本来の武士道における介錯という観点からしたら一概に否定は出来ないのかもしれませんが、現代では完全に殺人ですからね。現代の道徳的に考えたら当然反対派の方が圧倒的に多いでしょう。
 暴走については、本来の赤沢は敵役である事・あの状況下・中学生という年齢を考慮したら個人的には許容範囲だったんですが、アニメ版から入った赤沢ファンからしたら叩き落とされたと感じるみたいですね。でも個人的にはバトル・ロワイアルという前提で制作するとしたら、鳴 VS 赤沢は避けられないのではないかと思うんです。赤沢の暴走無しの生存END 或いは 暴走無しの死亡ENDという結末が今一つ思い浮かびません。
※ 単にお前が無能なだけという説もある
 まぁ、自分としても気持ちだけなら赤沢には生き残って欲しかったし、死ぬとしてもヒロインらしく綺麗に亡くなるというラストの方が望ましかったですけどね。例えば恒一を庇って亡くなるとか……。
 
【2022年8月〇日にニコニコ生放送における一挙放送を視聴した上での感想】
 アニメ版オリジナルストーリーの11~12話のバトル・ロワイアルは一般的には賛否両論が起こりましたよね。
 賛成派の意見としては「仮にあのまま原作通りの展開・ストーリーだったとしたら、映像的には相当地味になっていただろうし、折角のサブキャラ&モブキャラ達が活かされなかった可能性が高い。」や「原作ではほぼ出番・台詞・見せ場の無いモブキャラだった杉浦が合宿における主要キャラとして大活躍した事に感動した。」みたいな感じだったと思います。
 反対派の意見としては「恒一が怜子を断腸の想いで死に返すのが『Another』という物語の最大の見せ場なのに、生徒同士で殺し合いなんて始めたら恒一の苦渋の決断に重みや葛藤を感じない。」「作品のテイストが変わりすぎ。」「現象と言うより人災にしか見えない。」みたいな感じだったと思います。
 個人的にはどちらの意見も一理あると思いますし、ぶっちゃけ各自の好みの問題だと考えています。
 ただ、もしアニメ版のバトル・ロワイアル展開に絶対的な欠点があるとしたら、原作・コミカライズ版ではそんな事なかったのにアニメ版では“鳴が四月に双子の妹の藤岡未咲が亡くなっていた事をクラスメイト達に伝えなかったから惨劇が起こった。”みたいな印象になっていた事と原作以上に<八月の死者>が大量に出た事により災厄を途中で止めた意義が無くなった事の二つだと思います。
 前者に関しては、アニメ版から入ったアニメ版しか知らない視聴者からしたら、本作のメインヒロインに対する鳴ちゃんに対して悪印象を抱く可能性があると思うんですよね。言うても、実写映画版ではその未咲すらが未登場の為、実写映画版では”鳴が<いないもの>の役割を放棄したから災厄が始まった”みたいな印象になっていたので、それと比べたらアニメ版はまだマシだと思いますが(苦笑)
 勿論、これは飽くまでアニメ版と実写映画版オリジナルの脚本ですし、鳴本人に悪気は一切無かった事だし、何よりバトル・ロワイアル展開という前提で制作するとしたらどうしても避けられない事ではあるので、多くの視聴者はある程度は仕方ないと考えているとは思いますけどね(多分)。
 後者に関しては、少なくとも川堀だけは完全に無駄死だったのが非常に残念です。
 願わくばリメイク版が制作されればいいのに……(号泣)この記事で記述した『じぶんがかんがえたさいきょうのあなざー ばとる・ろわいあるへん』の筋書き通りに修正するだけでも大分印象が変わると思いますし。
 早く自分に宝くじの一等・最低10億円が当籤しないものか……。そしたら公式に製作費を全額寄付した上で、公式に制作依頼をして、多くのファンが理想とするであろうメディアミックス『Anotherシリーズ』を制作してもらうのにorz
 ※アホの子でホントマジすみません
 
【2023年6月に追記・編集した際での余談】
アニメ版でカットされた原作小説・コミカライズ版における恒一が下校しようとしている最中に携帯電話を所有していた事から勅使河原に話し掛けられて、その際に恒一が勅使河原に「ねえ、ちょっと訊きたいんだけどさ。あの席の、見崎っていう女の子のことなんだけど。変わった子だよね。いったい……」と尋ねて、勅使河原が「ん?んん?大丈夫か、榊原。しっかりしろよ」と返すシーン。
自作の同人小説では多々良の役に変更しましたが、自分の願い事が叶ってOVA版における正史ルートのバトル・ロワイアル編が制作されるとしたら、このシーンにおける勅使河原の役は個人的には是非共・小椋 或いは 辻井の役に変更して欲しいです!
と言うのも、水島監督が単品BD/DVDの5巻のブックレットにおけるインタビューで「尺(本編時間)に余裕があれば、やってみたかったエピソードなどはありますか?」という質問に対して、「杉浦をもうちょっと出したかったなと思います。なぜ終盤のシーンで杉浦がキレたのか、そこをもう少し詳しく説明してあげたかったなと。あと、辻井と小椋も、もっとしゃべらせたかったです。小椋はお兄さんを罵倒するようなシーンを入れておいて、死んでから実は兄思いだったという風にできればよかったなと。やたら仲良くしている女の子二人組がいましたけど、彼女たちもっと拾いたかったです。」と答えていたのでw
 
特に辻井の場合は恒一と以下の様なやり取りをして欲しいです!
〖恒一と辻井の会話シーンver.〗
{土砂降りの雨の中、祖母・民江が学校まで迎えに来てくれる事となった際に、恒一が時間潰しとしてミステリーホラー小説の名作を取り出して読み進めようするシーンを再現}
「あっ、榊原くん。」と声が掛かる。顔を上げると、そこに居たのは見覚えのある眼鏡を掛けた男子生徒だった。確かクラスメイトのはずだが、恒一は彼とまだ会話をした事が一度も無かった。
「あっ、確かクラスメイトの……。え~っと、お名前は……?」
「まだ名乗ってなかったからね。辻井雪人だよ。って、……あれ!?それって〇先生(作家名未定)の『〇』(作品未定)だよね!?」
「辻井くん、〇(作家名)を知ってるの!?」
「勿論さ!僕はミステリー小説愛好家だからね!本当は洋風サスペンスを愛読しているんだけど、基本的に謎解き要素のある小説は幅広く読むタイプだから。」
「成程!僕はホラー小説愛好家だけど、謎解き要素のあるホラーは大好きだよ!」
「なら、文芸部に入らないかい?僕は文芸部とミステリー研究会を掛け持ちしているんだ。因みにクラスメイトの柿沼さんも文芸部所属だよ。」
「文芸部か~。興味はあるし、前向きに検討しておくよ。」
「うん!是非!いつでも見学に来るといいよ。」
―――(省略)
「あのさ、辻井くん、訊きたいんだけどさ。見崎鳴って女の子の事なんだけど。」
「……え?」
「ほら、教室の一番後ろの隅っこに座っている女の子。変わった子だよね。一体……。」
「……榊原くん、大丈夫かい?」
辻井は酷く困惑した表情で首を傾げる。そして、心配している様子で苦笑を浮かべながら恒一の肩を軽く叩き、「しっかしてね。」と告げて、やや怯えた様子で小走りでその場を去った。
 

余談ながら、アニメ版本編において“ホラー少年”と“ミステリー少年”の夢の競演が是非共見たかったっす!><

 
【追記:2023年12月20日 余談】
以前、某掲示板で“もしアニメ版が2クールだったら”みたいなレスをしたユーザーがいて、それに対して別のユーザーが「現象さんが張り切って更に死人が出ます」と返信していました。
その返信に対して自分が「現象さんと言うより水島監督が張り切りそうだな。当初は猿田も犠牲となる予定だった位だし。尺に余裕さえあれば、ほぼ間違いなく生徒全員を参加させるはず。そうなると、少なくとも米村は<8月の死者>になっていた可能性があるし、水野もお姉さんの一件があるから疑心暗鬼に陥っていた可能性があるな。」{注意:実際に当時の自分がレスした内容に多少の追記と修正を行っています}みたいなレスをしたんですよね。
そしたら、バトル・ロワイアル反対派と思われるまたまた別のユーザーが「あれ以上殺したら本当にただのスプラッターホラーだろwww元からそうだけどもwwwそうだけどもwwwいやでもそこまで吹っ切れるんだったら、逆に見てみたいわwww(ここから先のレスの内容は記憶がかなりあやふや)アメリカのアニメ会社制作でwww」みたいなレスをして、当時の自分は少し笑ってしまいました(苦笑)

※自分は決してバトル・ロワイアル反対派ではありませんが反対派の人の意見も分らないではないので

でも個人的にはもしリメイク版が制作されるとしたら、上記で記述した水野と米村以外にも、出来る事なら最低でもAnotherモブキャラの中でも高い人気を誇る佐藤と多々良の二人も参加させて欲しいですね。

他にも『Another 2001』で逆輸入されたと思われる江藤悠さんを登場させるのも全然有りだと思います。

但し、上記で記述した通り、合宿における生徒達の犠牲者の人数は、出来れば悪戯に増やして欲しくないです!これだけは絶対に譲れません!

 
<追記:2017年5月20日>
※間違えて自分で自分のブログの記事のいいね!をクリックしてしまった……。OMG。
 
<追記:2017年11月22日>
※風見くんを撲殺した件についての意見を追記しました
 
<追記:2021年4月19日>
※追記・修正を行いました
 
<追記:2021年4月23日>
※追記・修正を行いました
 
<追記:2022年6月2日>
※追記・修正を行いました
 
<追記:2022年8月2日>
※追記・修正を行いました
 
<追記:2022年12月19日>
※追記・修正を行いました
 
<追記:2023年6月27日>
※追記・修正を行いました
 
<追記:2023年7月5日>
※追記・修正を行いました
 
<追記:2023年12月20日>
※追記・修正を行いました。