こんばんは。福島です。


質問です
「空に見える三日月を書いてください」
と言われたらどのように書きますか?


三日月の形は、イメージできますよね?
「だいたいこんな感じ」という絵は書けると思います。


では、質問その2
「三日月ってなんですか?」


これは意外と悩むと思います。

三日月というくらいなので3日目の月なのですが、
これは、新月を1日目としての3日目となります。

学研キッズネットでは、次のように書かれています

「日の入り後の西の空低くに見える細い月。
 月が太陽の方向にある新月を1日目として3日後に見える月である。」


実際は
・日没直後にしか見えず
・かなり細い月です


(本当は日没直後なので、もっと空が明るいほうが正確だと思います

 フリー素材で背景が明るいものが見つからなかったので…)


この説明を聞いてしまうと、
三日月という言葉を使うときに、

例えば
「深夜に南の空にある月を三日月と言ってはいけない」
と考えるかもしれません


天文的な正しさとしてはそうなのですが、
三日月っぽい形の月が見えたとき、
便宜的に「三日月」と言っても、話は通じます。


このように、専門的に知っていると、
かえって「この言葉を正しく使うと…」と気になってしまいます。


税金の世界で言えば、国税庁のHPが難しく感じるのは、
正しく書かないといけないからなのです。


ざっくりイメージできるようにかくと、
正しくない部分が少し出てきてしまいます。


それでも説明という視点にたてば、
「イメージが伝われば若干の不備は良い」
と割り切ることが必要な場面もあります。


正しさと伝わることのバランス

それぞれのビジネスで、文章を書くときには避けられない問題ですが、
いい塩梅を心がけていきたいと、私は思っています。