過敏性腸炎の診断基準

過敏性腸炎の診断基準

過敏性腸症候群の診断基準は一応決まっています。

腹痛または腹部不快感が最近3ヶ月のうち1ヶ月に3日以上あり、
その症状が以下の2項目以上を伴う

・排便によって改善する
・排便頻度の変化で始まる
・便の形状の変化ではじまる

しかし、普通の生活でも便通異常はよく起きることです。

ちょっと痛んだ物を食べると
腹痛や下痢を起こしてしみますし。

旅行など環境が変わると
便秘になってしまう人も多いです。

過敏性大腸炎かどうかを判断するのは
医者でも結構難しいのです。

その結果とりあえずの治療が行われることが多く
なかなか症状が改善しない人も多いです。

また治療をしても改善が見られないことは
精神的ストレスとなりますます症状が悪化する人も多いのです。

特に子供の過敏性大腸炎はストレスの影響が大きいです。

お腹が痛くなっても恥ずかしい気持ちが強くて
簡単にトイレに行けません。

お腹の痛みと恥ずかしい気持ちのストレスが
一気に襲ってきて
恐怖の体験となってしまいます。

そのうえ、そんな自分が嫌になって
うつやパニック障害になる人もいて
学校にすら行けなくなります。

治療は症状を抑える対処療法と
精神的ケアが大切です。

特に精神的治療が大切です。

これは大人でも同じですが
大人の場合は精神的治療をうける余裕が無い人が多くて
最後の最後まで追い詰められたようになる人も多いです。

それが
過敏性腸症候群を治りにくいやっかいな病気にしてしまっています。