京都市内から滋賀県大津市を結んでいる京阪電鉄京津線、京都市内では京都市営地下鉄東西線に乗り入れ、京都市山科区と大津市西部では地上の専用軌道を走行し、大津市の市街地では路面を走行する、地下鉄道・専用軌道・路面電車の3つの要素を持つ、ユニークな電車です。

 

大津市の市街地を道路との路面併用軌道を走行する、京阪電鉄京津線800系車両。平成9年までは京都市内でも路面併用軌道を走行してましたが、京都市営地下鉄東西線の開通により、京阪電鉄京津線は京都市山科区の御陵駅から、地下鉄東西線に乗り入れる事になり、800系車両が製造されました。

道路面を走行する電車には編成の長さに制約がありますが、京阪電鉄京津線は特例を認められ、4両編成の電車が大津市内の大通りを走行してます。

地上の専用軌道を走行する京阪電鉄京津線800系車両。逢坂山越えする急こう配急カーブが連続する区間です。

車内はクロスシートが配置されている車両もあり、快適さが図られてます。

全面ロングシートの車両もあります。

沿線風景の変化が豊かな京阪電鉄京津線。京都から琵琶湖・蝉丸神社・石山寺・三井寺・近江神宮・坂本・西教寺・比叡山延暦寺などの大津の名所旧跡観光にも、便利で楽しい電車です。