明日5月15日は、宝塚歌劇月組公演「桜嵐記」の初日です。「桜嵐記」は、南北朝時代に活躍された悲劇の武将、楠正行公を主人公に描いた演目です。

月組公演 『桜嵐記(おうらんき)』『Dream Chaser』 | 宝塚歌劇公式ホームページ (hankyu.co.jp)

正行公は少年期に父正成公を戦いで失いました。圧倒的優勢に膨れ上がった敵軍を迎え撃つため、湊川{現神戸市}に向かう父正成と最後の別れをした‘桜井の駅‘{現大阪府島本町}。同地は史跡公園として整備されていて、地域の人たちの精神的拠り所になってます。

桜井の駅跡 に対する画像結果

同駅跡公園には、楠正成・正行父子を偲んで、楠の木が植えられています。

桜井の駅跡 に対する画像結果

息子正行公を初陣させるべく、京都から湊川の途中に位置する、桜井の駅まで同行させていた正成公。でも絶望的な状況を知り、息子を守るべく母たちの元に帰る事を命じる正成公。別れを惜しむ楠正成・正行公父子の悲しい銅像です。

ソース画像を表示

悲しい父子の別れを語り継ぐ石碑です。

島本駅 に対する画像結果

桜井の駅跡公園に隣接して、現代の駅であるJR東海道本線島本駅があります。平成20年に開業したかなり新しい駅です。

今は特急サンダーバード号や新快速電車などが、悲劇の舞台である桜井の駅跡近くに位置する島本駅を、高速で通過しています。

島本駅 に対する画像結果

良き国と人々の幸せを願ってられた、楠正成・正行公父子。悲しい思い出の場所が、人々の行き交う所になっている事を、安堵されているかもしれません。今も楠正成・正行公父子は、列車と人々の安全を願ってられる事でしょう。

島本駅 に対する画像結果

明日からの月組「桜嵐記」公演の、御成功を心からお祈りしております!

宝塚歌劇月組桜嵐記 に対する画像結果