「画像検索」でショッピングが変わる? | ネットでちょっとうんちくさ! Premium

「画像検索」でショッピングが変わる?

現在、ネット上では「Web2.0」というキーワードが全盛期で、
実に様々なサービスが登場し始めている。

色々な新しい技術が登場してきて、ほんの数年前と
比べてもとても便利になったことは間違い事実だろう。

しかしその一方で、普段からパソコンを利用し続けている
Webショップ運営者にとって、まだまだその恩恵を受けている
印象は薄いのではないだろうか?


サイトを更新してメルマガを書いて、受注をもらって出荷する、
この一連の作業はそれほど進化していない

また、検索エンジンが優秀になってショップの入り口としての
役割は増加しているが、これも革新的な技法という訳ではない。
アフィリエイトの活用なども浸透してきているが、
これも以前から予想されていた出来事。
大手ショッピングモールを見回してみても、
それほど目新しい技術が導入されている訳ではない
(すでに慣れてきていることもあるが・・)


幅広い客層を取りこぼさないこと、これが重要視される世界なので
当然のことだが、まだまだ「Web1.0」の世界で動いているのも、また事実。

そんな中で、少し革新的な印象すら感じられる、新たな検索技術が登場する。
「画像自体の(視覚的な)類似性を手がかりに検索する」というものだ。


■画像認識技術のRiya、イメージ検索サービス「Like.com」をついに公開

> 現時点では、ジュエリー、シューズ、バッグ、洋服だけが検索の対象だ
> が、同サイトではParis HiltonやJulia Roberts、Victoria Beckhamといっ
> たセレブの画像を手がかりにして、それぞれの着用/試用した商品をウェ
> ブ上から見つけ出し、比較できる・・・という趣向を凝らした仕組みを用
> 意している。また、TechCrunchの記事によると、文字での検索も可能だと
> いう。


テレビやファッション誌の画像から、「この商品は○○ブランドの○○という商品です」と
割り出してくれるのだそう。もちろん限界はあるが、これが応用されたら
商品検索に革命的な変化が起こるかもしれない。


この技術が優れているところは、画像に埋め込まれたメタデータなどを必要と
せず、完全に視覚的な情報だけで検索できてしまう点だと思う。
メタデータを読み込ませるようにすれば、擬似的に同様のサービスを展開することは
可能だと思うが、それ以上に可能性は広がっていく。

にわかには信じられないような技術だが、
数年後には当然のように誰もが使用していることになるかもしれない。