塀の中から見た人生/安部 譲二 | ちょっとずつ読んでいます。

塀の中から見た人生/安部 譲二

塀の中から見た人生/安部 譲二
¥1,575
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この本おもしろすぎです!


作家の安部譲二氏と

秘書給与事件で逮捕・投獄された

元国会議員の山本譲司氏の対談集。


懲役経験者のおふたりが、

塀の中の出来事、

塀の中外の矛盾を語るのですが、

トークが噛みあっていて、

しかもすごいエピソード満載。


山本氏のところガサ入れは

テレビ用のパフォーマンス。


映像に写っていた

証拠資料の入ったダンボールは

ほとんどが空箱。

それを検察がさも重そうに運んでいる。


どうしても起訴されたくなければ、

頭がおかしくなった芝居をする。


大便を食べてみたり、

指が1cm位磨り減るまで壁をひっかいて

演技する人もいる。


昔刑務所のなかでは、

刑務官による受験者のリンチ死がたくさんあった。

その手口等々。。。


もちろんマジメな話もあり

刑務所がかかえる矛盾についても語られています。


ある障害を持つ受刑者が山本氏に語った


「ボクたち障害者はね、」

「生まれたときから罰をうけているようなもんなんだ」

「だから罰を受ける場所はどこだっていいんだよ」

「また刑務所の中で過ごしたっていいや」

「どうせ帰るところもないし。。。」

「ボクね、これまで生きてきた中で、」

「ここがいちばん暮らしやすいと思っているんだ」


世の中の矛盾が

刑務所には集約されているようです。


★★★