おはるかこいずみ!
おひるかこいずみ!
こんばんはるかp(*^-^*)q
 
☆。.:*・゜
 
 
『どどどどどりーまー』
 
レコーディングの日。
いつもと同じように、スタジオに向かった。
のど飴をなめながら、今日も頑張ろう。一生懸命歌ってこよう!
 
いつも通り、
そう思っていた。
 
 
初めてこの歌を聴いた時は、すごい速くてちゃんと歌えるのかなっていう心配もあったが、歌の中に込められた「夢を叶えたい」って思いがすごく伝わってくる歌で、歌うのが楽しみになった。
 
ユニバーサルのおにぎりさんがプロデュースをしてくれた曲だと聞き、おにぎりさんのレコーディングかぁー初めてで緊張するなぁー!
 
そんなことも、レコーディングの前は面白おかしく考えていた。
 
 
レコーディングスタジオに入った。
 
いつもは緩い感じで迎えてくれるスタッフさんが、明らかにいつもとは違う丁寧な挨拶をしてくれた。(笑)
 
カメラが回っていて、明らかにいつもと違うのが目に見えて分かった。
 
ディレクションをしてくれていたのは、とき宣を初めていままで見たことのない方だった。
 
そして、
私にはその人が誰なのかすぐにわかった。
 
でも、何が起きてるのかは、よく分からなかった。
 
一旦はるの前にレコーディングをしていたひよりが休憩に入り、はるはその人に挨拶をした。
 
 
テレビで見たことのあるあの人。いつか、いつか、と思っていたあの人。
 
 
ヒャダインさんが、いま。自分の目の前にいる。
 
挨拶してる。
そんな感覚を味わいながら、いつも以上に、「やっべぇもっと練習しなきゃ!!!!」と思った。(笑)
 
あっという間に自分の番が来た。
 
難易度がすごい高くて、覚えるのにもとにかく必死だったのに、まさかヒャダインさんにディレクションをしてもらう、つまりヒャダインさんの前で歌う。なんて、思いもしなかった。
 
よく先輩のみなさんのレコーディングで、ヒャダインさんのディレクションは早ければ30分で終わる、と聞いたことがあった。
 
ただよう緊張感も半端じゃなかったけど、それ以前に、「こんなチャンス、もしかしたらもう無いかもしれない。」
「自分らしく、はるの歌を聞いてもらおう!」
そう思って望んだ。
 
.+*:゚+。.☆
 
最初はガッチガチに、とにかく上手く見せようとしていたのだと思う。
 
 
とったやつを聞いてみると思うように歌えず少し悩んだ。
 
と、そこに、「楽しんで!!!!」って言ういつものスタッフさんの声が聞こえて、それと同時にヒャダインさんの、「おじさんうるさい。」ってツッコミが入った。笑
 
思わず笑っちゃったんだけど、そこからはなんだか、「いつものおはる」の歌を歌えているような感じがした。
 
結果レコーディングは1時間かからず終わりを告げた。
 
明るくて、ガツンとした気持ちの入った、あっついどどどどどりーまーが出来上がった。
 
スタッフさん、ありがと。
 
 
【おはるらしさ】
 
元気。
元気すぎて時に空回り。
だからテンパる。
自信があるところだけは異様に張り切ってやりきる。
だからドヤ顔する。
結果それは逆効果。
でも挫けない。
ウルトラ超ポジティブ人間。
 
まぁざっと、
 
こんな所だろうか(笑)
 
 
通常歌はもらった仮歌をたくさん聞いて覚えるのだが、この歌の仮歌はなんだかいつもの仮歌とはちょっと違くて、強くするところ、大事に歌うところなどがまるで教科書みたいに歌にそのまま現れてて、とってもわかりやすくて歌いやすかった。
 
 
「楽しんで歌う」
5thシーズンも、この歌を引っ提げて回ることが出来て本当によかった。
 
自分らしく歌って、ヒャダインさんが歌のお手本を見せてくれてから実際に歌ったりもして、「歌の勉強」もできたレコーディングだった。
 
心から楽しんで歌うことの重要性に改めて気付かされた。
そんな1日だった。
 
.+*:゚+。.☆
 
レコーディングが終わったら、取材があると聞いていた。
 
朝はなんの撮影だかすらさっぱりわからなかったが、ヒャダインさんが曲を作ってくれたからその撮影か。なるほどね。って、やっと理解できた。
 
カメラの準備をしている間、私たちはレコーディングスタジオのソファで待機をしていた。
 
 
と、次の瞬間!!!
 
 
(つづく)