晴れくもり

ようやくコロナウィルスの猛威も落ち着きつつあるようで、また 気候もめっきり春らしくなってまいりましたが、みなさまにおかれましてはいかがお過ごしでしょうか…?
著者は、年度末の忙しさを引きづりながら、何とか日常を過ごしております。




さて、今回の記事では「本編」の「食」において、神奈川県西部で噂の「函館ラーメン」を、また「おまけ」の各記事におきましては、冬鳥〜夏鳥の過渡期にあり、冬鳥は北の地に向けて渡って行ってしまいましたが、夏鳥は未だ南の地から到着していない状況に加え、年中日本におります留鳥類も含めて一昨年・昨年で撮り尽くした感もあり、ネタの収集には難儀をいたしましたが、何とか数を揃えることが出来ましたので、その状況を取り上げたいと思います。




このところの例に違わず、すべての記事をご覧になりますと、かなりの長文となりますので、まずは写真をザッとご覧いただき、関心のある記事のみをご覧いただいても結構です。


おまけ 1 (オジロビタキ)

野鳥撮影を始めて大概の野鳥は、前季シーズンに撮影出来れば次季シーズンも撮影出来るようになりましたが、今季シーズン撮影出来たからといって来季シーズンも撮影出来るとは限らない野鳥もおります…。
特に「迷鳥」と呼ばれ、渡り先を間違えて別の気流に乗ってしまい、本来いるハズのない野鳥が日本に間違っている場合などは、まず次季シーズンには 撮影することは出来ません。

● 先月、あるガチ勢の方から「オジロビタキが撮れた !!」と聞きましたが、そのガチ勢の方は よく国内の離島や海外にも出向かれておられるため、著者は「どうせ そこで撮影されて来たんだろう…!?」と思いましたが、よく話しを聞きますと「国内それも神奈川県内で撮影した…」と聞き、普通なら日本では撮影不可能な「オジロビタキ」が撮ってみたくなり、そのガチ勢の方が撮影された4日後に当該フィールドに出向きましたが、まだ ある程度の個体数がいてくれました!

● 「カワヅザクラ」は ほぼ花が終わっておりましたが、まだまだこれからという「ウメ」と「ソメイヨシノ」に絡ませて撮って見ることにしましたが、もともと日本に来る野鳥ではないため、上手く各花と絡んでくれませんでした…。

● よく、小学生のバス遠足で隣りの組のバスに乗ってしまうおバカさんがおりますが、バス(気流)ごと間違っていたため、ある程度の個体数(3羽以上)がおりました。

● 以前、このブログで取り上げました夏鳥の「コサメビタキ」にも似ておりましだが、顔つきなどは冬鳥の「ルリビタキ」に酷似しておりました。

● この「オジロビタキ」の成鳥は、雄♂の喉〜胸部が橙〜赤茶色を帯びるそうですが、雌♀と若年鳥の雄♂ばかりだったようで、著者には判別が付きませんでした…。

● ようやく、念願の「ソメイヨシノ」の花を背景に絡ませて撮影することが出来ました!

地味なカラーリングの野鳥ではありますが、通常なかなか日本では観ることの出来ない野鳥なので、みなさま是非 再度 目ん玉をかっぽじって各写真をご覧いただきたいと思います…。


撮影場所 足柄上郡山北町皆瀬川地内 大野山々頂イヌクビリ駐車場南側緑地帯 にて



おまけ 2 (マヒワ)


先月は「年度末」ということもあり、かなり忙しかったため、対象を狙って探鳥することが出来ずにおりました…。

しかし、狙わずに探鳥しますと、過去に撮影済みの野鳥ばかりしか見つけられず、みなさまから「また今回もあの鳥…!?」となりがちで、さらに冬鳥〜夏鳥への移行期で野鳥の影が薄い状況のため、この時期に昨シーズン撮り漏らした野鳥をチェックしてみますと、この「マヒワ」の存在がが脳裏に浮かびました。


● 市街地などでも年中観られる「留鳥」の「カワラヒワ」の近縁種ですが、こちらは季節により存在位置を変える「漂鳥」に区分され、地味なカラーリングの「カワラヒワ」に比べて、蛍光カラーにも近い若草色〜黄色が顕著に目立つ野鳥です。

● これは、花がらや木の実を物色しながら舞うように飛翔する「マヒワ」の姿ですが、主に水場近くの「シラカバ」などカバ類の木々で観ることが出来ます。

● その生態も、近縁種の「カワラヒワ」と酷似しており、両翼の外(上)側には羽根を広げた時にのみ確認することの出来るイエローラインがあります。


撮影場所 伊勢原市日向地内「日向林道」起点より終点(雷神社方面)に向けて、約700m付近、滝(右側) 林道を隔てて反対(左側)の法面 にて



本 編


日中の気温も暖かく過ごし易い気候となり、これから本格的な暑さがやって来る前に賞味しておきたいラーメンがあったッ…。

それは、足柄地区で現在 人気沸騰中の「函館ラーメン」で、神奈川県内では普段なかなか口にする機会がない類(たぐい)のラーメンといえるッ一。



ここは、足柄上郡大井町金子地内に店を構える「函館ラーメン 照和」であるッ☝🏻!!

北海道のラーメンでも神奈川県内において、札幌・旭川ラーメンは口にする機会も多かったが、函館ラーメンとはレアな存在だといえるッ一。




こちらへは 、JR御殿場線の相模金子駅より徒歩約4分、クルマをご利用の場合には国道255号線の金子交差点よりすぐのロケーションで、店の前に2〜3台の駐車スペースがあり、比較的便利なアクセス条件であるッ☝🏻!!

特に本州の人間からすると、札幌は味噌・旭川は醤油・そして、函館は塩ティストのスープというイメージが強いが、函館は海に近く海産物の調達も容易に可能なことから、塩スープと相性の良い その海産物を利用したラーメンが普及するのは当然の事といえるッ一。






今回オーダーしたのは、定番デフォルトメニューの「塩ラーメン」¥750- と「半ライス」¥100- 、更に「塩ラーメン」類には推奨のアイテムとされる、地元足柄名産の「梅干し」¥50- を追加して(いずれも税込) 計 ¥900- であるッ☝🏻!!

地球温暖化が進行する昨今、これからの夏の暑さに備えて、あっさりと口にすることが可能なラーメンメニューを開拓しておくことが肝要だといえる一。




コロナ禍以降、食材費の高騰や来店顧客数の減少により、どの飲食店でもメニューの大幅な値上げ傾向にある中、神奈川県内では希少な「函館ラーメン」の看板を掲げながら、これで¥900- という良心的な価格で留められているのは、こちらの店の企業努力に他ならないのであるッ☝🏻!!

今回オーダーしたのがデフォルトの「塩ラーメン」ということで、トッピングアイテムには焼き海苔とワカメくらいしか海産物は確認出来ないが、スープには鶏ガラベースに秘伝の魚介出汁が合わせられており、特に美味い/不味いがストレートに感じられ誤魔化しようのない「塩ラーメン」のスープの検証を中心に、この「塩ラーメン」と向き合ってみたいッ一。



まずは、麺の詳細内容からたが、太さは ごく一般的な中細やや細めのサイズで、これからの暑い時期には有り難い喉越しの良い、ツルツル感の強い仕上がりであるッ☝🏻!!

直上の写真をよくご覧いただきたいのだが、実は自家製打ちのもので、全文粉が練り込まれた仕様の麺といえるッ一。



一見「お湯…⁉︎」とも見える頼りげのないスープに見えるが、一口含むとその印象が一変する出来栄えで、魚介類の旨み成分と鶏ガラのコク味が口いっぱいに広がるのであるッ☝🏻!!

そして、スープの旨味を残しながら、あと味がサッパリしており、口の中にしつこさが残らない、まさに「函館ラーメン」と呼ぶに相応しいものといえるッ一。




続いて、各トッピングアイテムの詳細内容に移るが、まずはしっかりとした食感の自家製豚ロースチャーシューが1枚載せられているが、淡麗な塩スープに豚ロース肉本来の旨味が光る一品であるッ☝🏻!!

さらに、柔らかく肉厚なメンマ・今やラーメン業界では絶滅の危機に瀕するナルトの輪切り・その風味と香りが食欲を促進させる焼き海苔・ベーシックメニューであっても「函館ラーメン」が感じることの出来るワカメ・薬味としてオーソドックスな刻みネギ・そして、オプションの函館と足柄の名物の味の融合を果たすための大ぶりな梅干しという、充実のラインナップといえるッ一。




この「塩ラーメン」のスープがあまりにも美味く洗練されており、またナイーブな味のため、今回のチューニングについては、各卓上に用意された数々のアイテムの中から、パウダータイプの白コショウ ※1 を控えめに添加するに留めたのであるッ☝🏻!!

そして、このブログでは恒例となるオールトッピングアイテムによるレンゲリフトを華麗にキメてみたいッ一。


※1 容器は、S & Bのテーブルコショウのビンですが、中身は業務用の白コショウに詰め替えられておりました。



食事の終盤に、このブログの集大成ともいえる高角度でキメるハイアングルなリフト撮影を敢行してみたッ☝🏻!!

淡麗な塩スープということから、ボリューム的な物足りなさを感じるかと心配したが、スープと麺の美味さから「もう一杯食べられる!」と思わされたラーメンといえるッ一。




小ライスの詳細内容と、その運用について書いてみたいが、今回はオプション追加した梅干しをその1/3はラーメンで楽しみ、残り2/3はオン・ザ・ライスで楽しんでみたッ☝🏻!!

本来であれば、この「塩ラーメン」の絶品のスープをライスにブチまけ、さらに梅干しを用いて「梅出汁茶漬け風」に仕立てるつもりだったが、著者がマメに撮影していたせいか?店員さん1名が著者にマンツーマンで張り付くようにチェックされたため、今回は以上のミッションに留める結果となったといえるッ一。


これから暑い時期を迎えるにあたって、箸が遠退きがちなラーメン類ではあるが、こちらの塩ティストの魚介出汁の効いた鶏ガラスープであれば、箸が進むこと間違いなしといえるッ一。

これから暑い夏場に向けて、行楽・観光などで足柄地区にお越しの際には、神奈川県内で味わえる本格的な「函館塩ラーメン」の味を、是非とも ご体感いただきたいッ☝🏻!!




引き続き 下の各「おまけ」の記事も、是非ご覧下さい。⬇︎



おまけ 3 (アカハラ)


以前、このブログで取り上げました「シロハラ」の近縁種で、大枠には「ツグミ」類の仲間となります。

ほんの数年前までは、神奈川県内のあちこちで多く観られた種でしたが、近年はあまり見かけなくなってしまいましたので、著名生息地を訪ねて確実に撮影してみることにしました。



● 生態は、近縁種の「シロハラ」と酷似しておりますが、この「アカハラ」の方が水場近くの環境を好むようで、この個体も河川沿いの湿地帯で餌を物色しておりました。

● 落ち葉をひっくり返して、その下におりますミミズや節足動物を主な餌としております。

● ガチ勢の先生方によりますと、雄♂・雌♀の識別は色合いが鮮やか(濃い)のが、雄♂、比較的地味な(淡い)のが雌♀とのことですが、著者には現場ではおろか撮影した写真を基にして図鑑などで調べても、はっきりとした判別は困難でした…。

● 一応、関東では夏鳥の扱いとのことですが、温暖化の影響なのでしょうか?寒い時期でも稀に見かけることがあります。

● 今回の探鳥(撮影)場所で、これから繁殖シーズンを迎えるそうですが、営巣状況や雛の姿を観るには時期尚早のようでした。


撮影場所 伊勢原市三ノ宮地内 鈴川(金目川支流)左岸 にて



おまけ 4 (ハイタカ)


この場所も定番の「ハイタカ」の探鳥地ですが、猛禽類は観察・撮影に手間と時間を要するので、普段はあまり探鳥しませんが、冬鳥〜夏鳥への過渡期にあるこの時季、本命の小鳥類の撮れ高が思いの外上がらないため、移動中に立ち寄ってみますと、たまたま地面に降りて来ており、すかさずカメラを向けてみました。


● これは雄♂の個体で、人馴れしている個体かとは思いますが、急に現れてカメラを覗く著者を見て「ハトが豆鉄砲喰らったような目」をしておりました。

「そんな目で俺を見るなョ…」と、その時 著者は心の中で呟きました。


● 普段は、木の上や電柱に留まっていたり、畑の畔(あぜ)に屈んでいたりするため、なかなか発見するのが困難なのですが、時間をかけて探鳥すると、見つけることが可能です。

この直上の写真のみ、昨年の3月(昨シーズン)に同探鳥地で撮影した雌♀の個体です。

● 以前このブログで取り上げました「オオタカ」が天敵で、似たような大きさ容姿をしておりますが、この「ハイタカ」は「オオタカ」が大嫌いで、遥か遠くに留まっているだけでも警戒してしまいます。

「ハイタカちゃん、Take off !!」の瞬間を捉えた写真ですが、天敵の「オオタカ」に比べて わずかに身体のサイズが小さく、身体の各所に赤錆(赤茶)色の色彩があるのが、この「ハイタカ」の特徴となります。

● 「ハイタカ」の飛翔シーンですが、直下の畑におります野ネズミや昆虫、近くを流れる河川敷におります小鳥類などの小動物を狙い、周辺をパトロールしておりました。


撮影場所 相模原市中央区田名地内 相模川左岸の畑 にて



真紅のiPhone Supreme VI からの投稿