晴れくもりあめ

新型コロナウィルスの感染拡大が再燃しつつある昨今ですが、みなさまは そんな お盆休みをいかがお過ごしになっておられるでしょうか…?
本来であれば、海に…山に…暑い夏を満喫したいところですが、今年も何処の行楽・観光地においても「手放しで楽しむ!」というわけにはいかないようです…。



そんな昨今、このブログの「本編」では物価高騰が続く このご時世において、改めて「安くて美味いを追求する…」という基本のテーマについて考えたいと思います。

また「おまけ」の各記事に関しましては、野鳥のみならず、とんでもねーェ「野獣」とも遭遇しましたので、それも混えた神奈川県内の真夏の景観を取り上げた内容をお届けしたいと思います。



おまけ 1 (著者 - DX 探検シリーズ)

みなさまは、昭和の中期〜平成の初期にかけて、当時NET(現TV朝日)系列で放送されていた「水曜スペシャル」という番組の中で、脅威の視聴率を叩き出した、通称「探検隊シリーズ」があったことをご存知でしょうか…?
世間では「ヤラせ80%…」などと揶揄(やゆ)されながら、みんな そのヤラせの内容を克明に掌握しており、実は ヤラせと知りながら、みんなが視聴していた人気番組でした…。

ところで、樹々が茂り夏草が伸び放題の この時期は、平野部各地の公園や河川敷、緑地帯などに出向き、野鳥の水平分布だけを利用した探鳥方法では探鳥件数が上がらないため、近郊の山岳地帯の林道や登山道などに出向き、野鳥の垂直分布を利用した探鳥方法をとることにより、低下していた探鳥確率は確実に上がり「珍鳥などに出会う機会もないとはいえない…」状況となりました。
しかし、その分 夢中で野鳥類を追い求めて山奥に踏み入ると、あまり歓迎しない生物とも遭遇することがあります。

直上の写真は「藤岡 弘 探検シリーズ」のヤラせ?と思われる1コマですが、この夏 著者は、野鳥撮影に出向いた東丹沢山地の林道で、ヤラせではなく まさにガチのシチュエーションで 以下のような生物と遭遇しました!



そのときDX探検隊の前に現れたものとは?


(「ガガァ〜ん♪」 効果音) ⬇︎


林道から見下ろせる夏草の茂みの中から、ガチの「ツキノワグマ」が顔を出しました !!

直上の写真は、倍率で焦点距離640mm相当の超望遠レンズで撮影し、さらにブログのテキスト貼付時に破綻寸前までトリミング(写真の一部分を拡大・切り出し)しておりますので、実際の距離は50〜60mくらい離れていたと思いますが、鼻血を吹きそうになる程ビビリながら、カメラがスタンバイ状態になっていたため、1連写(4〜5枚)だけブチ抜き撮影して、後は林道を来た方向に一目散に逃げ帰りました!


昨今、野鳥撮影のために入った山岳部の各林道や登山道で、他のバードウォッチャーやバードフォトグラファーの方などの他にも、ハイキングや簡易登山の方の他に 山菜摘みや、山岳植物・昆虫の観察をされる方々など、新型コロナウィルスの密防止からか?以前より多くの人間様を見かけるようになりましたが、そんなネイチャー系のみなさまに向けて…


著者-DXが教えるツキノワグマ対処法


● なるべく、春〜秋の暖かい時期には徒歩で林道や登山道、特に本道から逸れた脇道や獣道などには立ち入ることを控えましょう。

● クマの動きが緩慢になる12月〜翌年2月頃がおすすめですが、神奈川県や隣りの東京都(奥多摩など)は 降雪・積雪量が少なく、またドングリ類などの餌も確保出来ることから、ガチの冬眠はしない個体(特に雌♂)が多いため「完全に安心」というわけではありません。

● 入山前に、麓(ふもと)や中腹の林道や登山道の起点となる場所には、昨今のクマの出没・目撃情報などの掲示があるハズなので、出没場所・日時などの情報を確認・整理しておき、もし入山記録帳などの設置があれば、記帳してから入山しましょう。

● 「ツキノワグマ」は、嗅覚・聴覚は 人間様の数倍優れておりますが、視覚は人間様の方が優れておりますので、可能な限り風上側には山の斜面や崖の壁を背負うようなポジションで歩き、これも出来るだけ見晴らしの良い場所を歩きましょう。

● ジビエ料理でクマの肉料理を召し上がったことのある みなさまは、お分かりになると思いますが、あの口の中で感じる独特なクサみの100倍くらいの強い体臭が「ツキノワグマ」にはあり、現在存在している場所のみならず、クマが通過した場所でさえ、かすかに臭うことがあるので、ジビエのクマ料理の風味のような臭いがしましたら、それ以上の入山はしない方が賢明です。

● 「ツキノワグマ」と、もし出会い頭などで遭遇した際、1人だと襲われる可能性は極めて高く、数名いると襲って来る可能性が低くなりますので、なるべく単独での入山は避けるようにしましょう。

● 山中の小川や沢・瀬せらぎ水路・滝・池・沼・湿地帯などの水場付近には潜伏している可能性が高いため、特に注意を払いましょう。

● 登山用ステッキや拾った棒で地面を叩きながら歩行したり、多人数で話しをしながらや、熊鈴をつけるなど、人間様の存在を音や振動でアピールして出会い頭を避けましょう。

● 特に この時期、ぬいぐるみのような子熊だけでいる時がありますが、周辺間近には必ず母熊がおりますので、子熊を見つけても決して近づかず、来た路を戻るように逃げましょう。

● 万一「ツキノワグマ」に出会い頭で出会ってしまった場合、通説とされている「死んだふり」は、シャレの分かる職場の上司や、長く連れ添った奥さん(や旦那さん)には通用するかもしれませんが、ガチの「ツキノワグマ」には絶対通用しません!

こうならないことが前提ですが、あとはガチに6速全開モードの走りで逃げるしかありません…。

● 最後に究極の対処法を、このブログの読者さま限定で特別に公開致しますと、あの世界的な童謡の名曲「森のクマさん」の歌を、数名でテノールとバス(もしくはソプラノとアルト)のパートに分かれて大合唱しながら、林道や登山道を歩くことで、著者たちは 今までこれを歌っている間にはクマと出会ったことは一度もありません。

ただし、すれ違う人間様からは道の隅に避けられ、吹き出しそうな様子を抑えたような顔をされたり、反対に「汚いものでも見るような冷たい視線」を頂戴したりする副作用もあります!


これで野生の「ツキノワグマ」とは、人生2回目の接近・遭遇体験となりましたが、いろいろな意味合いで「ツキノワグマ」のホーム(生息域)に、人間様がビジターとして 立ち入っていることを忘れてはなりません。

著者の自宅は 神奈川県内でも、それほど田舎ではないと思っておりますが、著者の自宅からクルマ&徒歩で ほぼ1時間圏内の場所で、珍しい野鳥類だけではなく、ガチで野生の「ツキノワグマ」や「ニホンザル」・「ニホンイノシシ」・「ニホンカモシカ」なども容易に観ることが可能で、これをシリーズ化するつもりはありませんが、また機会があれば「著者-DX 探検シリーズ」の続編記事をお届けしたいと思います。


撮影(目撃)場所  厚木市七沢地内 ニノ足林道 終点より約500m手前 付近 にて



本 編


このところ、飲食店の各メニュー価格の相場が急上昇の傾向にあることは、みなさまもご承知おきのことと思いますが、率直に申し上げ これは「コロナウィルス」と、ロシアの「プーチン氏」のせいかと思います…。

世界的なコロナ禍に加え、ロシア軍のウクライナ侵攻という負のハイブリッド効果によって、経済活動の停滞や政情不安により、あらゆる食材費の高騰を招き、今まで千円札1枚でおつりを受け取れた、いわゆる「B級」といわれるメニューが絶滅の危機に瀕しているのに、消費者として みなさまの中にも切実に感じられている方もいらっしゃるかと思います。



そこで、ランチメニューにかかるコストの低減を図るべく立ち上がった著者は、過去に実行された作戦を用いて この難問にチャレンジしてみたのだが、ここは その作戦遂行場所となる小田原市栄町地内のパチンコ店「Skip」の中で営業している「デカ盛りダイニング おはな」であるッ☝🏻!!

これは、このブログのテーマ「安くて美味いを追求する…」ため、過去に血と汗と涙が溢れるような知恵と努力により、神奈川県内のパチンコ店に併設されている飲食店を利用することにより、おこづかいの大きなコストカット(節約)に励んで来た、著者の経験と実績によるものといえるッ一。※1


※1 「月曜日の必殺技」




こちらへは、JR東海道線・東海道新幹線、小田急線・箱根登山鉄道・伊豆箱根鉄道 大雄山線の小田原駅東口より徒歩約5分、クルマをご利用の場合にはパチンコ店「Skip」の裏手に大型駐車場が完備されているが、有料(一律¥1,000-)なので、著者のようにB級(¥1,000-未満)の食事をするにあたっては、割の合わない結果となるため、近隣に幾つかあるコインパーキングなどを利用するのが得策であるッ☝🏻!!

お利口さんの著者が考えた この作戦のポイントは、娯楽施設としてのパチンコ店では、本業の顧客寄せとして飲食店を併設させることにより、安くて便利にサービスを提供させているのだが、パチンコは稀にしかやらない著者にとって「オイシイ部分」、つまり「パチンコは打たずに飲食店だけを利用する…」という画期的でドラスチックなものといえるッ一。






今回、オーダーしたメニューは、こちらの隠れたヒットメニューである「パスタ」メニューの中から「ナポリタン」(セットではなく単品) ¥880- をオーダーしてみたが、当初の予定ではスープとサラダが付帯し「よりコストパフォーマンスに優れている…」とされている「ナポリタンセット」を想定していたのだが、このコロナ禍と食材高騰の影響から、何とかB級域のコストに留まっているものの、¥990- というリミットいっぱいの価格であり、千円札で支払っても¥10- しかお釣りが帰って来ない淋しさから、急遽予定を変更し単品メニューとしたのであるッ☝🏻!!

パチンコ店には主要駅の駅前などに多い、いわゆる「高級店」と、郊外の幹線道路沿いなどに多い、いわれる「大衆店」とが存在し、こちらは前者の「高級店」に分類される店舗で、パチンコ店のホールなどは高級ホテル並の雰囲気であり、むろん上で書いた駐車場が有料だったり、付帯する この飲食店のメニューも高額だったりする傾向があるといえるッ一。




しかし、こちらの店の特徴として「デカ盛りダイニング」と名乗っているように、すべての各取り扱いメニューとも、圧倒的なボリュームでコストをフォローする営業スタイルなのであるッ☝🏻!!

上の写真からは判断しづらいかと思うが、この「ナポリタン」も400gのパスタ(スパゲティ)が奢られており、一般的な飲食店が使用する量が200〜250gであることを考慮すると、単純に1.6〜2倍のボリュームを有していることとなり、大食いの方にとっては、かなりコストパフォーマンスの高いメニューといえるッ一。



「ナポリタン」という和製パスタ故のジャンキーさと、ややチープ感のあるビジュアルではあるが、前述したパスタのボリュームに加えて、具沢山な様子も ご確認いただけることかと思うッ…☝🏻!!

やはり、このメニューのボリューム感を表現しづらいのだが、パスタ(麺)の太さに着目いただくと、デカ盛りぶりがお判りいただけるかと思うのだが、実際のボリュームは食の細い方は、かなり苦戦を強いられるサイズ感といえるッ一。



食事の序盤は、多めの量を数回リフトしても、量が減らない錯覚に陥るほどのボリュームを有しており、単品メニューでオーダーしたこともあって、味が短調に感じてしまうリスクも心配したが、意外に具沢山なことと、テーブルチューニングを行うことにより、最後まで美味く食べ続けられたのであるッ☝🏻!!

「パスタ」とメニュー表の一覧にはあるが、著者自身は この「ナポリタン」は「和製パスタ」としての宿命を背負ったメニューであると認識しており、本場イタリアンのパスタでは、いわゆる「アルデンテ」という、やや芯を残すような中途半端な茹で方がもてはやされているのだが、この「ナポリタン」をはじめとする和製パスタ類は、パスタ(麺)がクタクタになるほど茹でられ、かつ炒められていなければならず、これを「スパゲッちィナポリタン」と呼び、B級グルメの世界では「最強の存在」とされているといえるッ一。




次に、この「ナポリタン」に使用されている各食材アイテムの詳細内容だが、カットされたソーセージ・大きめに刻まれたタマネギ・こちらは細めに刻まれたピーマン・「ナポリタン」には必要不可欠なマッシュルームという、定番・不動の4種類展開であるッ☝🏻!!

けっして「ナポリタン」をナメたり、バカにしてはおりませんが、この「ナポリタン」や「ミートソース」などの「スパゲッちィ」と呼ばれる和製パスタは、本格的なイタリアンパスタとは異なり、フォークに巻き取って食べるのではなく、リフトしたものを直接啜り込むべきなのだが、こういうことを書きますと「著者が不器用なため、巻き取りが出来ないための言い訳…」と誤解される読者さまもいらっしゃるかと思うので、やらないだけで「やれば出来る!」ということをご覧いただきたいッ一。




そして、この「ナポリタン」に対するテーブルチューニングだが、定番となる粉チーズとタバスコとによるお約束の内容であるッ☝🏻!!

粉チーズは製品容器ではなく、別の容器に移したものが提供されるが、残しても捨てられるだけなので、そのすべてを使い切って 俗にいう「雪国がけ」といわれるメニュー表面を一面白く覆うようにかけてみたッ一。



ガチのイタリアンパスタは、パスタ(麺)をフォークに巻き取る際に、スプーンを使用したりするのだが、この「ナポリタン」のような和製パスタは、スプーンは使わないのがB級グルメの世界のテーブルマナーというより、掟(おきて)となっており、普通ならやらないところではあるが、今回は単品メニューにしたことから写真の撮れ高が少なかったため、エキジビションとしてやってみたッ☝🏻!!

しかし、やはり「スパゲッちぃナポリタン」などの和製パスタには、このような お上品なビジュアルは似合わないといえるッ一。



最後に「和製パスタ」とか、もしくは「スパゲッちィ」と呼ばれる類(たぐい)のメニューの、正しい食べ方を解説してみたいッ☝🏻!!

フォークか箸かの違いはあるが、フォークを1回か2回だけ軽くローリングさせ、後は 焼きそばや日本そばを食べる時の要領で、気取らず・スカさずナチュラルにリフトさせ、口の周りが赤く染まることを恐れずに、一気に啜(すす)り込むのが正しい食べ方といえるッ一。


コロナ禍に加え、ロシア軍のウクライナ侵攻による政情不安という不安定な経済状況の中、外食費が大きく高騰している傾向にあるが、コロナの感染リスクが下がり、またロシアのウクライナ侵攻が落ち着いても、1度値上げされたメニュー価格は なかなか元に戻る事はないため、今まで「昼食の友」としていたB級メニューたちの中にも、永遠にA級グルメの世界へ旅立って行く者たちがおり、今回取り上げたメニューも、そのA級とB級の狭間で何とか踏み止まっている状況にあるといえるッ一。

戦争終結・コロナウィルスの感染終息など、根本原因の問題解決には まだまだ時間を要しそうだが、これ以上の食材費高騰などによる物価の変動がないことを願いながら、小田原駅前周辺で著しく空腹を感じた際には、今回のパチンコ店の飲食コーナーをご利用され、そのボリュームによるコストパフォーマンスの高さをご確認いただきたいッ☝🏻!!



引き続き 下の各「おまけ」の記事も、是非ご覧下さい。⬇︎



おまけ 2 (コサメビタキ)


そして、上の「おまけ1」の「ツキノワグマ」から何とか逃れ、林道を下山中に「この先の野鳥撮影を断念せざるを得なかった、無念な著者たちを慰めるかのように…」現れてくれたのは、雌♀の「コサメビタキ」でした。

この野鳥は、平野部の都市・自然公園、河川敷、緑地帯などでも比較的安易に観察・撮影が可能で、夏に繁殖のため日本に渡って来るヒタキ類です。


● 全身が淡い茶褐色で、冬鳥の「ルリビタキ」や「ジョウビタキ」のような際立った体色上の特徴が少なく、特に雌♀は「特徴がないところが特徴」ですが、ヒタキ類の雌♀は どれも目がクリっとしており、丸っこい身体をしております。


● また これは、後日別のフィールドで写真を撮っていると、突然 謎の鳥がバードバスに周辺の樹木の枝から舞い降りて来ました!(4分割左上写真)

● 観察・撮影出来たのは著者だけだったのですが、公園内に何名かいらしたバードウォッチングや、野鳥撮影のガチ勢の方々に品種判定をお願いし、カメラの背面モニターで再生した画像を見てもらうと、みなさん口々に「こんな鳥 今まで観たことない!」との お返事で、スマホのインターネットサイトで調べていただいた方もいらっしゃいましたが、結局 判らずじまいでした…。(4分割左下写真)

● 他の鳥は、周辺の木の枝などから安全を確認してからバードバスの縁に留まりますが、こいつは前振りもなく突然飛来した上に落ち着きもありません。(4分割右上写真)

● その他の行動も不審で、最初はバードバスに飛び込んで身体全体で水浴びしていたのですが、その後は洗顔だけ?顔面のみを何度も洗っておりました。(4分割右下写真)

● ただ 行動上の特徴としては、冬鳥の「ルリビタキ」や「ジョウビタキ」のように、時折 薄い板バネを指で弾いたが如く尾羽を「ビヨヨヨ〜ン」とさせる、ヒタキ類がよくやる行動を示したしたため、恐らくヒタキ類の一種ではないかと推察いたしました…。

仮にもし、これが新種の野鳥だった場合は、日本野鳥学会とかに報告し認められますと、当然新しい学名や和名がつけられることになるのですが、普通は発見者の名前を盛り込んだりする場合が多いので、著者は「チョシャビタキ」にしてもらおうか?「ディーエックスビタキ」がいいか?一人心の中で迷っていました…。

● 撮影から数日後、この鳥の写真を何枚かスマホに移して、厚木市七沢地内にある「神奈川県自然環境保全センター」の野鳥をはじめとする野生動物全般のエキスパートの県職員さんを訪ね、学会発表の手続きと「ディーエックスビタキ」ではカッチョ悪いので、語呂の良い「チョシャビタキ」にしたい旨を相談するつもりで出向いたのですが、一言「あっ、コレ巣立ったばかりのコサメビタキベイビーですね…。」と一揆されてしまい、さらに「雛の羽毛から若鳥の羽に生え替わる時は 一種のかゆみや違和感を伴うらしく、水浴びや砂浴びをすることが多い…」とのお話しも聞かせていただきました。

声に出しては言ってはおりませんが「学会発表を逃したゼ、ベイビー!」と、その時 著者は心の中で呟いたのでした…。

改めて写真を見ると、顔の目の周りなどは 雛時期の産毛が完全に抜けて、逆に頭頂部にはトサカ状に若鳥の新しい毛が生え揃えつつあり、ヘンテコリンな容姿です。

● これは、さらに十数日後に同じバードバスに ご入浴に来ました「コサメビタキ」の幼鳥ですが、若鳥(成鳥)の羽毛が生え揃い、だいぶ「コサメビタキ」らしくなっていました。(まったく同じ個体か、同じ時期に生まれた兄弟だと思います。)

ただ、幼鳥は幼鳥なので 雄♂・雌♀の区別は難しく、どちらとも判定出来ませんでした。

● 以前は、挙動不審で ぎこちなかった飛び方も、だいぶサマになって来たようです。

● その後、しばらくの間 はっきりとした雄♂が撮れず終いの状況で、貴重な夏鳥であっても、雌♀と 区別のつかない幼鳥だけでは「このブログで ご紹介するのは無理…」と思っておりましたところ、今朝 偶然に市街地の都市公園内の樹木に留まっている雄♂を発見、すかさずブチ抜き撮影して、当初アップする予定だった野鳥と急遽記事を差し替えました!

雄♂の個体は、雌♀に比べて体色が濃く、羽根の模様のグラデーションも豊かで はっきりしております。


撮影場所 厚木市七沢地内 ニノ足林道起点(広沢寺温泉郷)より山頂(終点)方面に向けて約300m付近、秦野市曽屋地内 「秦野市弘法山公園」内 権現山バードサンクチュアリー、横浜市中区根岸台地内 「横浜市根岸新林公園」内 見晴らし台の下 付近 にて



おまけ3 (ブッポウソウ)


「夏場には、幸せの青い鳥を探すことは出来ないのか…?」と、そんな内容の疑問をたまに耳にしますが、確かに日本では その代表となる「ルリビタキ」が冬鳥のため、現在シベリアや北欧・中国・朝鮮半島北部などで営巣・子育て中で11月の声を聞かないと、日本で観察するのは原則困難なのですが、夏場においても「オオルリ」・「コルリ」そして、今回の「ブッポウソウ」が見事な青い体色の野鳥で、今回の撮影場所は神奈川県内において、その3種類がまとめて観ることの出来る可能性があるスポットだったため、今年は、夏の幸せを「むんぐッ」と この手に掴むべく、何度も足を運んだ近郊の山岳地帯で、上記の3種中最も探鳥確率の稀な「ブッポウソウ」を撮影することが出来ました。


● 漢字で書きますと「仏法僧」となり、また 渡って来る飛来地も、仏教の国のインドやシルクロードが通る中国南西部であることから、確かに「夏の幸せの青い鳥」シリーズの中でも「一番ご利益がありそう…」な感じなので、添付しました上下の各写真に、みなさま どうぞ幸福祈願や、具体的なお願い事をなさってみて下さい。(効果に対する保証は一切致しませんが…)

● 神奈川県内でバードウォッチングや、野鳥撮影をされる みなさまは よくご存知のスポットかと思いますが、夏場の暑い中、某林道の起点となる山の中腹まではクルマで登れますが、あとは約5km弱の登坂路を徒歩で制覇する必要がある場所に生息しております野鳥です!

● 縄張りを主張する冬の「ルリビタキ」などと違い、通常は雄♂・雌♀のつがいか、軍隊でいう分隊規模(5羽以下程度)の群れでいることが多いため、観察や撮影する身からすると、1羽逃しても別の個体を追い直せばいいので、一度つがいか群れに遭遇出来れば 観察・撮影の実績は上げやすい野鳥かと思います。

● バリバリご利益のありそうなネーミングではありますが、その名前の由来は かなりいい加減で、その鳴き声が「ブッポウーソォー」と聞こえるからだそうですが、著者には想像たくましくして聞いても、そうは聞こえませんでした!


● 夏の強い陽射しを浴びた滑空シーンですが、地味なのは顔面と、両翼の羽先部分が濃紺〜黒色を呈しているだけで、あとは南国飛来の夏鳥らしく青〜紫色〜エメラルドブルーに輝く派手なカラーリングです。

● 野鳥類の中でも「飛翔シーンが美しい!」と評されておりますが、夏の強い陽射しの下とはいえ、著者が使用している望遠レンズの開放値が暗いことに加えて、色揚げとコントラスト効果向上のため光学式の円偏光フィルターをかけて撮影したので、さらに露出数値が暗くなり、若干画素粒子の荒れたノイジーな写真となってしまいました…。

● クチバシの先端から尾羽の先まで概ね30cm弱程度で、一般的なハトより一回り小さなサイズ感ですが、発色の見事さから実際のサイズ感よりも見応えがあるように思えます。


撮影場所 丹沢山地の某所(かなり有名な探鳥スポットではありますが、繁殖地でもあることから具体的な場所は伏せさせていただきます。)



おまけ 4 (オオヨシキリ)


一見すると「ウグイス」?とか、前回の記事で取り上げました「センダイムシクイ」?といった容姿の野鳥で、特に「ウグイス」とはテリトリー(生育場所)もカブる上、群生したヨシ原の中などでは識別•確認が難しい場合があります。


● その名前のとおり、河川敷や湿地帯などに群生するヨシ(ススキ類)など、雑木・雑草の中に隠れるように生息しております。(上2分割左写真)

● カエルのように「ケケケ…」と鳴くので、探鳥する上での大きな特徴となります。(上2分割右写真)

● ソプラノ歌手のように、大きなお口を開けて「ケケ•ケケケケっ…」と鳴いていました。

● 「オマエも昼食に、この記事の本編で取り上げた小田原のパチンコ店で、スパゲッちィ ナポリタン食ったんだろう…!?」と、ツッコミたくなるような口の中の色です!

● 特に色がキレイとか、容姿が可愛いとか、鳴き声が美しいとか、けっして見栄えのする野鳥ではありませんが、何故か根強い人気があります。

● 夏鳥の扱いで、鳴いている場所で気長に待っていると、その内茂みの中から顔を出しますので、静かに待機して撮影しました。


撮影場所 伊勢原市下谷地内 渋田川右岸 (県道44•605号 下谷交差点)付近、横浜市泉区下飯田地内 「神奈川県 境川遊水地公園」下飯田遊水地 多目的広場前ビオトープ にて



真紅のiPhone Supreme VI からの投稿