晴れ

春めいて来た昨今ではありますが、日本の野鳥の世界では冬鳥から夏鳥に移り変わりつつある時期で、今まで居た冬鳥が去り、また 新たに夏鳥が渡って来る過渡期にあります。
そんな中で、年中 身近に居る留鳥ながら この春の季節に最も活躍し「絵になる鳥」こそ「メジロ」かと思い、春の代名詞となる「梅」や「桜」が開花すると、その花の蜜を吸いに 何処からともなく群れで現れ、それらの花々と絡むシーンは この上なく「春らしさ」を演出してくれるのではないでしょうか•••?


けっして、珍しかったり 派手な野鳥ではないものの、花だけの 未だ葉のない状態の「梅」や「桜」の淡い色の花に、緑色(うぐいす色)の個体が映えて見えます。

このマッチングこそが「春らしさ」かと思うのですが、今回の記事では 一見すると そのマッチングが「•••らしくない」と評判の高いメニューをご紹介したいと思います。



桜(ソメイヨシノ)が開花し始めた頃、やって来たのは「平塚市 高麗山(こまやま)公園」通称「かながわの屋根」こと「湘南平」で、ここは 野鳥の観賞スポットであると同時に、県内の平野部が一望できる「かながわの景勝50選」にも選ばれた絶景スポットともなっているのであるッー。

展望台となるレストハウスの2〜4階からの眺めは さすがに見事な景観で、夜は 恋人たちのデートスポットともなり、2階のフロアには 鍵かけモニュメント「ainowa (あいのわ)」が設置されており、カップルが夜景を楽しみながら南京錠をかけて「変わらぬ愛」を誓うらしいのだが、そのカップルが10年経つと その南京錠が手錠化し、20年が経過すると 鉄球付きの足かせ化するらしいッ•••?




そして、各テレビ放送局からの県内各地への電波中継塔が設置されており、県内の情報メディア事情にも大きく貢献しているのであるッー。

さらに、この時期は 桜(ソメイヨシノ)が多く植樹されているため、花見スポットとしても西湘・湘南地区を中心とした県民から愛されている場所ともいえるッー。



ここは、その「高麗山公園」内、平塚市万田地内にある「高麗山公園レストハウス」の1階で営業する「ショップ湘南平」であるッ☝🏼‼︎

2階フロアにも本格的な展望レストランが営業していて、それに対し こちらは 売店的な役回りも兼ねているのだが、コスト的な問題から個人的には こちらの方が魅力を感じるといえるッー。



こちらには「知る人ぞ知る」有名メニューが存在しており、利用経験者からは 賛否両論の極端な評価を得ているのだが、従来はメニュー価格も高めだったため実際の利用客も少なかったのが現状だったのであるッ☝🏼‼︎

ところが、昨今「店の名物の柱としたい」という、店側の意向からクオリティは そのまま、¥300- プライスダウンとし、手頃なワンコインメニューとして生まれ変わったため、今回 著者も初めて そのメニューを確認・検証してみたいッー。



その「知る人ぞ知る」有名メニューとは「(元祖 湘南平) おでんラーメン」¥500- であるッ☝🏼‼︎
上で書いたように、春の象徴である「梅」や「桜」の花と「メジロ」とが見せる、絶妙な春のマッチングのように「和風惣菜の雄である おでん と、中華料理を代表するラーメンとが どんな絡み方をするのか?」を中心に確認・検証を行ってみたいッー。


先ずは そのビジュアルからだが、正直みなさまはどんな印象を受けられたことでしょうかッ•••☝🏼?
こちらは、店内には4人掛け席が1組と、屋外店頭に4人掛けのテーブルと椅子が1組しかないものの、この店の入るレストハウス周辺にはテーブルやベンチが設置されており 持ち出して青空ランチすることも可能で、今回はコショウによるチューニングを済ませてから屋外テーブル&ベンチを利用したのだが、ほかの花見客が集まって「珍しい!」とか「えっ何これ?」とか注目の的になってしまい、その時 著者は心の中で「見せもんじゃねーッ!」と叫んでいたッー。


以前、某テレビ局のグルメ番組が この「おでんラーメン」を取材したのだが、理由は不明ながら 実際の放送には使われず「いわく付きメニュー」ともいわれているのであるッ☝🏼‼︎
「どんなラーメンなのか?」を語る前に 著者に言わせると、これは「中華麺入りのおでん」で、ラーメン類だと思ってはならないメニューといえるッー。


•••とはいえ、一応「おでんラーメン」というネーミングのため麺の詳細内容からだが、やや太めな高加水ストレートタイプで関東地方の街中華店では 最も多く使用されている類いの麺であるッ☝🏼‼︎
確かに「ラーメン」類として考えると、麺は 主役となる存在となるのだが、別の見方で「おでん」のタネとして考えると、しらたきのように 他のおでんダネと並列・横並びの存在と考えられるといえるッー。

食事開始前 ⬆︎
食事終了直前⬆︎

注目は このラーメンスープ?おでん出汁?なのだが、極めて薄めの醤油テイストから「関東炊き」(関西風おでん)の出汁より淡白な仕上がりながら、一般的な「(薄口)醤油ラーメン」や「塩ラーメン」よりもコク味のしっかりッとした仕上がりなのであるッ☝🏼‼︎
そして、特筆しておくべきは 食事開始前には「あっ、透明感のある薄口醤油か塩ラーメンのスープね⁉︎」という感覚だった印象が、食事終了直前には「コクの効いた絶妙なおでん出汁だ!」という感覚に変化してしまう不思議な状況が体感出来るスープといえるッー。



続いて 各おでんダネの詳細内容に移るが、これはまんま ガチの「おでん」であるッ☝🏼‼︎
最初は 練り物ダネとして、四角いさつま揚げ・弾力のある中に一本芯が通っているごぼう巻き・しっとりッ滑らかな食感の生ちくわという、定番・不動のラインナップといえるッー。


そして、著者の中で最強のおでんダネであり、今回のメニューに使用された食材の中でMVPを獲得したのが芯まで味の浸みた大根で、これに おでんには不可欠となる食感の こんにゃく・老若男女みんな大好き茹で卵・これもまた 必要不可欠な 昆布巻き、そして ラーメンの薬味的な存在となる 細切れわかめが使用された仕様であるッ☝🏼‼︎
それから 別の見方として、このおでんは 単品仕様で別途販売されている「おでん」¥400- と まったく同じタネの内容で、また トッピングされるチャーシューやメンマ・薬味のネギなどはレスとはなっているものの、レギュラーの普通の「ラーメン」¥400- の合体・複合メニューであることを考慮すると、ワンコインプライスは「破格・最強価格のメニュー」だといえるッー。


今回 施したチューニングに関しては、上で説明済みのレジ前の買い物品置き場でのラーメンとしてのコショウの添加に加えて、おでんとしてビニールパックの和辛子が付帯するため、一度これを丼ぶりの淵に出してから、順次 各おでんダネに塗布してコンプリートさせてみたいッ☝🏼‼︎
そして、今回のMVPに輝いた おでんダネの大根の出汁の浸み込み具合を、このカットリフトの断面から ご覧いただきたいのだが、芯の部分まで出汁が浸透している状況をお判りいただけるかと思うッー。


確かに「ラーメン」として考えられると、若干の違和感を覚えるものの、前述したように「おでんダネとして中華そばが入ったもの」という解釈ならば、著者個人は あまり抵抗を感じないのであるッ☝🏼‼︎
また、どーしても おでんとラーメンという和と中華の組み合わせに抵抗があられる方は、同額で「おでんそば」「おでんうどん」も用意されているため、そちらの利用をお薦めしたいッー。


「突拍子もない!」といわれるメニューこそ、新たな流行や文化を生み出すことがあり、この「おでんラーメン」には そんな起爆剤となって欲しいといえるッー。

新型コロナ禍ではあるが、西湘地区の平塚市・大磯町方面にお越しの際には、是非「かながわの屋根」からの絶景と、こちら湘南平の名物メニューの「おでんラーメン」の味を堪能していただきたいッ☝🏼‼︎



 おまけ (〜犯行未遂現場を捉える〜)


いつも野鳥を撮影した写真は、ほとんど焦点距離が100–400mmという、超望遠域を含む(著者のカメラに装着すると、実質35mmフルサイズ換算で160-640mm相当のズームレンズ)を使っておりますが、今回は仕事の移動途上で昼食に立ち寄っただけで、その野鳥撮影用のレンズは持って行きませんでしたが、普段の食の記事で遠目に飲食店の外観や、ビルなどの高所に取り付けされた店名看板などを撮影用の望遠域を含むキットズームレンズ ※ 18-135mm(著者のカメラに装着すると、実質35mmフルサイズ換算で29-216mm)を持っておりましたので、それを使って、いつものような拡大率と解像性能はないものの、メインの被写体(鳥)だけではなく、引き絵で周りの景観や様子も 同時に入れて撮影いたしましたので、その点も ご注目の上ご覧いただきたいと思います。


※ 最初にカメラボディと同時にセット販売されている比較的経済的なレンズですが、写り(描写性能)も「それなり•••」との評価が多数を占めているレンズで、しかも 想定されている撮影シーンは子供の学校の運動会や学芸会などとされております。


上の記事本編の何枚かの写真にも「レンズに付着したゴミ?」とか「カメラボディ内部に埃が入り込んだ?」と思わせるヤツらの姿が写り込んでいるのに、みなさまは お気づきだったでしょうかッ•••?

そう、このブログの今年の年賀記事 ※2 でも紹介いたしました、あの悪逆非道なヤツらは、ここ西湘地区にも生息しているのです。


※2 https://ameblo.jp/chosya-dx/entry-12643057790.html


(写真解説 1)


● こちら「高麗山公園」内にも、ヤツらの悪業に対する注意喚起の掲示物が•••。


● 夫婦?不倫カップル?の弁当を狙って、低空飛行で背後に回り込むヤツ。


● 今度は、得意の上から垂直180度直下目線で弁当の内容を確認しております。


● 低空飛行で人間様を威嚇しております。

(下にいる人間様ビビる•••)


(写真解説 2)

● 遂にヤツが犯行に及びました!
しかも、まだ昨年生まれたばかりの小さな身体の1年幼鳥が、必殺技「猛禽類急降下アタック」を背後から超熟女2名が広げた弁当に向けて炸裂させようとしております。

● 拡大(トリミング)してみると、チビっ子のくせに格好だけは一人前の「猛禽類急降下アタック」ですが、その狙いは おにぎりか?唐揚げか?卵焼きなのか?いや、弁当箱ごとなのか?鋭い爪から突っ込んで行きました!

● しかし、その若さゆえに寸前のところでビビったか⁉︎
超熟女2名の頭上をかすめるように通過し、犯行は未遂に終わりました。
しかし、最強の「猛禽類急降下アタック」に気付きもせず かわした超熟女2名こそ、真の最強の存在なのかもしれません•••?

● やはり拡大してみると、勢いで地面スレスレっまで急降下の後、身体を反らせながら一気に急上昇の体制に入りました。

(写真解説 3)


● (上4分割写真左上)

高麗山の前の泡垂山(あわたらやま)の中腹を、桜をバックに2羽のトビが編隊飛行で空を舞っておりました。


● (上4分割写真左下)

しかし、高麗山公園内のベンチで中年男性が広げた弁当をめぐり、トビ同士の葬列なバトルが開始されました。

弁当を狙い急降下したトビに、もう一方のトビが「そのおにぎりは俺のもんだ!」とばかりに、体当たりをしかけました。


● (上4分割写真右上)

上空に逃げたトビを、もう一方のトビが必要に追いかけて行きました。


● (上4分割写真右下)

上空で激しいドッグファイト(空中戦)となり、逃げていたトビに対し、追いかけたトビが体当たりをカマして、体制が崩れたところに渾身の「なんでやねんチョップ」を相手の後頭部目掛けて炸裂させました。


● これは、別途 高麗山の南側に広がる相模湾の大磯海岸で、昨年撮影したトビの滑空状況です。(この写真のみ、焦点距離100-400mmの超望遠域ズームレンズで撮影しております。)



最後に


この記事では、何枚かのスチル写真でトビの生態をコミカルに表現してみましたが、実際は「襲われて大怪我をした•••」とか「カバンやスマホをガッツられた!」などの深刻な被害も、各自治体などに多く寄せられておりますので、どうぞ みなさまも充分トビの攻撃にはご注意をいただければと思います。



真紅のiPhone Ultimate Vからの投稿