ハイ、ボク、財布を


紛失してしまったんですガーン


小田急のデパ地下で


とにかく心を落ち着かせて、


よ~く考えました。


あっ、あっ、えっ


ここへ来る前の


仕事のスタジオで


バックの中身を出していたから


そのまま置き忘れたかも知れないビックリマーク


よし、事務所に連絡して


聞いてもらおうビックリマーク


早速、携帯で電話して問い合わせましたケータイ


待つ事、約15分時計


その間、ボクは、ひたすら


携帯に向かって祈っていました。


本当に祈っていましたビックリマーク


声を出して、神様、お願いしますと・・・キラキラ


はたから見たら


変な人と思われていたでしょう。


というより、もうデパ地下は


閉店時間で周りに人は


居ませんでした。


そして、連絡が来ましたケータイ


「残念ながら、ありません・・・」


もう、お先真っ暗でしたドクロ


だって、他に思い当たる節は


全く無いんですもん!!


呆然としていると、


閉店の追い出し音楽が流れ


ボクは、よろよろと


小田急の店員さんに見送られ


まるで幽霊のように


エスカレーターを登って行ったんです。


あ~、この後どうしたらいいんだはてなマーク


警察か!?


交番か!?


いやいや、まずは家に電話をしよう。


そしてチョー子さんにTELケータイ


事の顛末を話すと、


「あ~あ、やると思った。そんな所で、うだうだしてないで


早くタクシーに乗って帰って来なよ。


わたしが払うから」


ときっぱりと言われ切られました。


そこまでキッパリ言われると


まずはタクシーに乗ろうと


心が決まるもんですね。


雨の中を、外へ出て雨


タクシーを探しました。


隣では、酔っ払いの


サラリーマンのおじさん達が


2人、肩を組んで


タクシーを止めようとしています。


いいなあ~、


この人達の、この、のんきさはかお


そして、なんとかタクシーを


捕まえて、


我が家へ向かったんです。


タクシーの中で、


何度も大きなため息をつき、


頭をかかえている


このボクを見て


運転手さんも何かがあったと


察したようでした。


そして家に着いて


「あの~、お金取って来ます。

バックと携帯置いていきますんで」


と言うと、


「はいはいはい。いいんですよ

大丈夫ですよ」


と優しく言って下さいました。


そして、家に着いて


ビックリ!!


すでにチョー子さん、


あらゆるカード会社、銀行へ


電話を掛けまくっていました。


実にテキパキと。


的確に。


物事を進めて行きます。


普段は、あんなに弱っちぃくせにあせる


危機管理能力に関しては


恐ろしい力を発揮するんです!!


以前、緊急地震速報の時


たった20秒で、現金や大切な物、


パスポート、水、毛布


サプリメントまで


すべて用意して


玄関に仁王立ちしていたんです。


その間、ボクは何も出来ず


オロオロしていました。


あっ、そんな事はどうでもいいんです。



財布ですビックリマーク


財布ですビックリマーク


ボクもどこかに電話しなければと、


気を取り直して、なんとか


管轄の警察署に電話をし、


とりあえず、近くの交番に


紛失届を出すと言う事になりました。


と、その時、


ボクの携帯が鳴りだしたんです!!




つづく