*この物語及び、登場人物等は

 NHK「いないいないばあっ」の

 作品とは関係ありません。

 市販されている、

 パクパクパクこを使った

 チョーさんず、オリジナル

 作品ですので御了承下さいね。


カエルあらすじカエル

 

年末年始を、バリ島で

過ごすパクパクパク子

一行。

ビラの部屋を移動した夜

事件は起こりました。

素っ裸で、ハート形の

バスタブに仰向けに

倒れてた、チョー子。

救急車を呼びたいけど

英語の話せない夫、

チョー。

さあ、運命はいかに。


―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


NEW

パクパクパク子の大冒険

第5話

パク子の旅行記


         作 パク子




ハーイパク子で~す音譜


なんて、今回は陽気に

始まってられないのよ。


チョーさんの嫁の、チョー子が

倒れちゃったの。


バスタブで!!それも、

ヌードでよ。


同じ女として、ちょっと同情

しちゃうわ。


そして、チョーさん、

英語ダメなのよ~、あの人。


でも、男らしかったわ。

どう男らしかったかっていうとね、

日本語をつらぬいたのよ!!


一言も、英語を話さなかった。


電話に向かったチョーさんは

フロントに電話を入れたの。


「だれか、日本語のわかる方

いますか?」


って言ったチョーさん。


「はい、わかります」

というスタッフ。


「あの、妻がバスタブで頭を

打って、倒れたんです」


淡々と、説明するチョーさん。


「すみません、わかりません、

変わります」


と、他の人に電話をかわる

スタッフ。


「妻がバスタブで、

倒れているんです・・・」


「すみません、他の人に

変わります」


そして、結局向こうが

かけなおしてくると言うと、


「すぐですよ、すぐかけてね」

と、電話を切ったの。


それから、数分して

ホテルの人が、チョー子の

様子を見に来たの。


チョーさんと2人で

起こそうとしたけど

目が回って起きられない

チョー子。


そして、電話のベルが

鳴ったわ。


ミセスKさんから。


ミセスKさんとは、今日の

昼間、ロビーで偶然

お会いしたの。


ひときわ輝いている素敵な

日本人女性で、こちらの宿の

経営に携わっている方の

奥様なのよ。


地獄に仏とは、まさにこの事。


それからは、救急車の手配を

してくれたり、

寒がるチョー子の

足をさすってくれたり、

すっごくお世話になったのよ。


皆さん、夜中、眠い中、

ずっと、付き添ってくださったの。


そして、ついにERのドクターが

救急車で、到着。


チョー子の首に

むちうちの時つける、

首輪をつけ、

絶対に動かさないように

指示して、タンカーに乗せ

たわ。


ここからが、大変だったの。



         つづく