いびきや昼間の眠気がある方々へ | ちょうさんの 「双極症」(双極性障害、躁うつ病)と歩んで…おまけに糖尿病

いびきや昼間の眠気がある方々へ

大人、子どもにかかわらず、いびきが激しい方や、昼間の眠気により生活に支障が出ている方へ、この記事は読んでいただきたいです。

これらの状態が現れている方は、「睡眠時無呼吸症候群」の可能性が大きいと思います。


睡眠時無呼吸症候群が有名になったのは、この出来事がきっかけでした。


この動画をご視聴ください。


また、お時間の許す方は、これらの動画もお勧めです。他にもたくさんあります。




以下、私の経験談です。

私は双極性障害1型です。

日中の眠気のため、約1年半にわたり、仕事がほとんどできず、降格されました。

ある日、倉庫で隠れて居眠りしているのを上司から目撃され、「うつ状態が、まったく改善していないではないか。また休職を考えろ。」と言われ、返す言葉が見当たらず、言われた通り休職を決意しました。

その日は、会社内の診療所に行き、休憩室で、即入眠しました。

とにかく眠り続けました。

起きてから看護師さんに、(今でもその看護師さんのお名前は忘れていません。命の恩人です)

「ちょうさん!休憩室の外まで、いびきが響いている。呼吸も止まっている。」と指摘を受けました。

翌日から休職に入ることから、良い機会だと思い、なぜ知っていたかははっきりしませんが、神奈川県川崎市の「太田睡眠科学センター」睡眠外来に問い合わせをしました。

その結果、まず「太田総合病院」の耳鼻咽喉科を受診するよう指示がありました。

何回か通って、睡眠外来を受診することになりました。

まず、「パルスオキシメーター」を指先に装着して、自宅でひと晩寝るよう指示を受けました。

その結果、動脈血酸素飽和度が低いということがわかり、病院で一晩、江頭2: 50さんの状態で検査入院しました。

部屋は個室。テレビの無いビジネスホテルのようでした。

病院の中でシャワーを浴びて、自分のパジャマを持ち込んでも構わないとのことでしたが、病院のパジャマの方が、センサーの取りはずしがしやすいということで、貸し出しを受けました。頭の部分は、江頭さんのような包帯ではなく、ネットをかぶりました。

で、眠くて眠くてたまりませんでしたが、許される時刻まで待って横になり、即入眠!

翌朝だったか、後日だったか、忘れましたが、就寝中の大きないびき、体の動き、睡眠の4段階のうち、睡眠段階4はまったく見られず、たまに2や3、ほとんど1や覚醒している。で、一番重要な数値、AHI(Apnea Hypopnea Index)無呼吸低呼吸指数: 10秒以上の無呼吸低呼吸が1時間にどれくらい起こるか。が、90を超えていることが判明しました。

この図の通り、重症とされる30の3倍超えです。

で、CPAP(Continuous Positive Airway Pressure  シーパップ:持続陽圧呼吸療法)となりました。

改めて後日、CPAPタイトレーション(私にとって最適な空気の圧力を調べる)のため、再び病院に一泊しました。

実際にCPAPを装着し、多分遠隔操作だと思いますが、風圧を変化させ、最適圧力を調べてもらいました。

翌朝、女性の検査技師さんが部屋に来て、「よく眠れましたか」と聞かれました。

その時、頭はぼんやりとして、よくわかりませんでしたが、下半身はバキバキに目覚めていました。その事はさすがに言えませんでした。


話題は前後しますが、睡眠時無呼吸症候群の診断を受けたことを会社の診療所の精神科医に伝えたところ、筋弛緩作用を持つ、睡眠薬としても多用されている超有名な抗不安薬が、即刻中止となりました。


また、小さな子どもさんが、いびきを毎日のように繰り返している場合は、ぜひ専門医の受診をお勧めします。

肥満でなくても、扁桃肥大などにより、気道が狭くなっているかもしれません。


受診は、できれば、日本睡眠学会の

「お悩みの方へ 睡眠医療認定一覧」を調べるか、耳鼻咽喉科にご相談をされることをお勧めします。

以上、長文でした。