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さて。今日の歌は「きみ歌えよ」。
谷川俊太郎作詞、信長貴富作曲のこの曲。
混声合唱とピアノのための「新しい歌」の第3曲として収められている楽曲で、まずは男声合唱版から発表されました。
それを知って、曲のイメージがガラッと変わったことを覚えています。
男声で「きみ歌えよ」と呼びかけるのと女声で呼びかけるのでは全然受け取るイメージがかわりますよね。
ちなみに、「ベートーヴェンも友だちさ」という歌詞があるのですが、谷川俊太郎は思春期にベートーヴェンで音楽を知り、その音楽から受ける感動は常に「ぼくは生きられる」という言葉で表現されるものだったそうです。
だからこそ、この曲の歌詞は谷川俊太郎の音楽に対する原風景なのかもしれません。
そこに、信長貴富の曲。
自由さをジャズの形式を用いて表現したり、ユニゾンやハーモニー、時にカノン的な追いかけの形をとることで感情の揺れや高ぶりを表現し、谷川俊太郎の詩の世界観を盛り上げています。
とにかく、合唱曲らしい曲で歌い手も感情をのせやすい曲だと思います。
ちなみにちなみに。
同じ詩で、他2人の作曲家が合唱曲を作っています。
聴き比べもたのしいかも♡
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