丘灯至夫 作詞
古関裕而 作曲

昭和27年に発表された歌謡曲で、岡本敦郎が歌ったもので、「ハンケチ」とか、もう昭和感満載な世界です。
作曲の小関氏は、「六甲おろし」や高校野球のテーマ「栄冠は君に輝く」も作っていると知り、あーなんかわかる!と思ってしまいました。どれも明るい曲調で元気になりますよね。
歌詞は、作詞の丘氏が幼少期を過ごした福島県にある沼尻鉄道の情景がモデルだそう。

この鉄道は、沼尻鉱山で採れる硫黄鉱石を運ぶために作られたものなので、メインは硫黄鉱石の運搬、お客さんを乗せる旅客運輸にはあまり力を入れていなかったとのことですが、この歌のように車窓から景色を楽しみながら旅をする人も少なからずいたのでしょうね。

写真出典:日本硫黄沼尻鉄道部〈上〉より


続いて、2番の歌詞にある「温泉の宿」。

毎回「君らの泊りも温泉の宿か」と歌いながら、私の脳内には電車で乗り合わせた女子2人組に男子2人組が「ねぇねぇ君たちどこ泊まるの?あー一緒じゃん」とチャラくナンパしている光景が浮かんでしまうのですが(笑)、この宿、丘氏がよく利用していた横川温泉の滝川屋旅館なのではという説も。当時の人気宿だったらしいです。

写真出典:温泉手帖


となれば、3番の「五色のみずうみ」は五色沼で決まり!ですよね。

写真は五色沼の中で最も大きな毘沙門沼。

磐梯山の北側に大小約30の湖沼があります。


もう、こんなキレイな場所に泊まりがけでしかも温泉付き!

そりゃラララと歌いたくもなりますよね(え?そうじゃない?)。

底ぬけに明るく楽しい青春真っ只中!な雰囲気が伝わる歌だと思うのですが、いかがでしょう?


次におじゃまする高齢者施設で一緒に歌うための曲として選曲しましたが、今から一緒に歌うのが楽しみです♡


興味を持っていただけたら、ぜひ見学だけでもいらしてくださいね🎶

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