またまたワタクシごとですみません(笑)


娘はピアノもやっております。

11年目になり、扱う曲もなかなかな難曲になってきました。

11月に発表会を控え、リストのハンガリー狂詩曲11番という曲の楽譜をもらい、7月中旬過ぎから少ない空き時間でチマチマと練習しています。


まったく器用ではなく物覚えも悪い…(笑)

基本仕上げにも一苦労、ふた苦労。

で、まずは譜読み。

と、いっても最初は全体像はまったく見ていません。書いてあることを最初からなぞるのみ。

音とリズム。強弱はまだ無視。

ここで大切なのが、姿勢と指使い。

まだ音取りだけだし、と、骨盤が後傾になって猫背だったり、イスの高さや位置もテキトー…なんてやっていると、せっかく譜読みが出来て表現をつけようとしても余計な力が入り、またピアノと身体の位置がズレることで響きが悪くなったり滑らかに弾けなかったり…と色々困ることになります。

次。

ある程度音とリズムが取れたら、やっと強弱や曲想をつけながら弾きます。

この時初めて全体像を意識。

上昇音形になっているのは何を表現したいからなのか、この休符はどんな活かし方をするのか、などなど。細かいところを読みといていきます。

この段階で大切になるのが「呼吸」なんです。

ピアノは鍵盤を叩けば音はでます。

でも「呼吸」、息の流れがものすごく音に影響するんです。

息を止めると身体が硬くなる。そうすると、音に広がりがなくなり硬い音になってしまうんですよね。

また、おなかから弾くと深い音、胸を開いて弾くと伸びやかな広がりをもった音。

上半身と体重移動を駆使して指先に力を伝えていきます。

また、右手と左手のバランス、和音の各音のバランスなどなど細かいところにも気をつけて。


良い音がなると自然に情景が浮かぶのか、娘の場合一気に音色が変わり語りだします。

そうなれば仕上がりまであと一歩。

自分が出す音で、作曲家が表現したい内容を表す音にするにはどうすれば良いかを突き詰めてバランスを整えていくのです。

そんなこんなで毎回曲を仕上げています。


ここまで読んでいただいた皆様。

気づいたかな??

やってること、気にすることって歌う時と同じじゃない?って。

結果、音楽の基本って「歌」なんじゃないかなー。

全ては歌に繋がる。

なんてね。


細かいことも含め、みんなでひとつの曲を仕上げるって楽しいなーって思っています。


一緒に曲を仕上げてくれる新しい仲間も募集しています!!