ずいぶん久しぶりの更新となりました。


さて、冒頭に書いた「共鳴」なんですが。


今から二十数年前、大学時代の合唱団の総会(例年は12月に始まり年内には終わるらしい)が、ある年に、この時期になっても紛糾して終わらなかったことを思い出しました。


たかだか大学のクラブ活動の総会なのに、怒号が飛び交い、泣き出す人が出てくるような総会です。今では考えられないことかもしれませんが、当時の不協和音たるや筆舌に尽くしがたいものがあり、総会の合間の練習では、なぜユニゾンがここまで割れるのかと思うくらいひどい瞬間も有ったぐらいです。


アンサンブルってのはその時その時の人間関係を如実に表しているんじゃないかなあと思うきっかけとなったのも事実です。(思い出したくもありませんが)


人と人とが関わり合う以上、そこには何らかの人間関係上のトラブルとか、軋轢とかそういったことは少なからず起こるわけですが、そんなときに僕を支えてくれた先輩の言葉というのが、


「仲良しこよしの集団ではないんだから、いろいろある。それをどう乗り越えていくか」


というものでした。二十歳そこらの自分にとってはまさに目から鱗が落ちるような感覚でした。仲良くなることが目的になると、排他的になります。でも、仲良くなくても一緒に前に進もうとすると建設的になれます。仲間同士が共鳴し合うということは、仲良くなることとイコールではない、そう考えるとものすごく気持ちが楽になったのを思い出しました。



音楽の共鳴の根幹には、仲間同士の共鳴があると思っています。同じ空を見上げて音を奏でようとする仲間の存在を、いつまでも忘れたくないと思います。